「 星野 高志郎 百過事展 〜 記録と記憶 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.09.13〜09.25【 Lumen gallery & gallery Main 】

「生徒たちがね、僕が作品をつくって、個展とかするとね、
びっくりするんやな。先生、いつの間にそんなもん作ってたんですか、ってね。」
「美術を教えていると自分の制作が疎かになり、
作品ばかり作っていては教えることが疎かになる、いうことは
両方とも一生懸命したらええだけのことや、とね。
一生懸命教え、褒めて、拍手してあげる、生徒は喜ぶ、僕もうれしい、
そのエネルギーが今度は自分の作品づくりに返ってくるんやな。
ただし寝なあかんし健康に気ぃつこうて、バランスよく生活する、
それは大事やな」

旺盛、という他ない、個人史的大展覧会。
実は今日が73歳の誕生日。
73歳の芸術家が、見てきたこと、触れてきたもの、話した人々、
作ってきた数々の事実、集めた物、歌う歌、
そして星野さんという軌跡が二つの展示会場にて目一杯に繰り広げられています。
「今の若いひとたちが知らない時代を伝える意味でも、展示している」
と話す星野さんを見ていると
「現役」という意味の深いところの「合点」が
なんだかわかるような気がします。
とにかくサービス精神がハンパないんですね。
どんどん説明してくれて、もはや。止まらない。
一息つくとギターを抱えて歌い出す。
この展示は7年前ほどから計画されていたそうで、
ギャラリーとの兼ね合いでやっと実現したようです。
自身の誕生日を会期中に設定することもすでに念頭にあったそうです。
同友諸氏には鬼籍に入られた作家も多く、
自らの制作やコンセプトを通じて、星野芸術の粋を晒しながら、
なお進行形の創意というものに、ただただ感服します。

一番興味深かったのが、冨士ゼロックス社が版画作品として買い上げ、
保険を掛けて,作者である星野さんがこの展示のために借りているコピー
(当時はゼロックスすると言われていたようです。コピー用紙、ではなくて
ゼロックス用紙、ですから)を延々し続けることによって生じる
わずかな歪みを時系列で見せる変容、です。
こういう発想が70年代にあったという事実こそに
意義があります。

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