「 中道 由貴子 展 〜 かたち と カタ チ 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.09.20〜09.25【 gallery morning 】

画家さんにとっては、そこが肝でしょ、という部分を、
僕ごときの想像力で説明するなんてことはとんでもないのは当然として。
中道さんは一体どうやってアタマん中で
「絵を描く手順」を組み立てていらっしゃるのか…
絵を見れば見るほどにわからない…だからこそ、
この絵に惹かれるのでしょうね。

確かにとんでもなく筆を置く数が多いのはひと目でわかりますが、
それが絵としてトータライズされると、
この方独特の描写力のとんでもなさがわかるんです。
つまり技法や手法に“とらわれない”だけの画面構成、
シーンとして示すだけの力、ですね。
言葉にすると難しいですね。
置く、重ねる、合わせる、遠くにする、近くにもってくる、
この全ての逆…
実物を見ると、いつも言葉を失います。

なぜか。

中道さんは絵を描いて“提供”する以前の
(売り物という意味とは異なる、作家自身のあるべき意義として)
“画家の確信”として検証しているのかな、などと考えてしまうのです。
わかりやすく言えば、ですね、
当然、中道さんが想定し得る絵は中道さんにしか描けない、ということで、
他の作家にも勿論言えますが、
久々に見る(あの京都唯一の村にあるギャラリーには、ついぞ行けなかったので…)
その絵に、しみじみ見入れば、もう僕自身(=観客)が、
たじろぐほどの美しさを描いてますね。
以前とも違う、明らかな深化が見てとれます。

手法を見つけ、実行し、
絵に反映させて尚、新しい世界を示す、という
弛み無い研鑽。
求心力の成せる技かな。
現物を見ると僕などはその清涼に洗われますね、ええ、
煩悩にやや、まみれた身には浄化な絵、です、
ええ。

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