「 永沼 理善 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.09.20〜10.02【 アートスペース虹 】

現代美術のブログを始めてまだ30本ぐらいの
レビューの頃(2009年4月)に見知った永沼作品の、
その衝撃はかなりなものでした。
当時はYouTubeも始めたばかりでブログに
3本の動画も添付するほどでした。

基本的にはこのシリーズは何も変わっていません。
むき出しの構造体の中で淡々とした歯車同士の繊細な連動と
自重という極めてシンプルなエネルギーによって、
まるでスチームパンク
(過去には自作の蒸気機関による駆動オブジェもあります。HPで見られます)の
一端を見るようで、観る者に静かな興奮と沸きあがる感嘆を呼び起こすのです。
自らの重みで駆動させるということが、
この作品の最大の肝となりますが、
何よりもそのためのアルミのパーツを切り出し、
もうほとんど時計職人のそれと、
それらの無数の部品が織り成す優雅かつユーモアな動きに
誰もが目を見張り、
ギャラリーには声にならない声が作品の間を行き交っているようでした。
自重エネルギーという或る種の構造哲学とも言えるスタンスは、
それが一体何なのか、をこの入り組んだ「生き物」のような
有機的な動きの中に自問するはずです。
かつてはゆっくりと動く羽も小さな力を
大きく見せるためだと勘違いしていました。
これも自重によってワイヤーをゆっくり落ちていくスピードを制御していたんですね。
どこまでも緻密で、
どんな動きにもきちんと理由があるのです。

永沼さんの紹介は → http://www.wakayama-u.ac.jp/~naganuma/

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