「 陳 恵菜 写真展 ~ 見えてくる故郷 」

Category : 現代美術シッタカぶり
PA210012_201610272010254b9.jpg

2016.10.19~10.30【 gallery Main 】

写真を写真で撮る無礼はご承知置き願うとして。
レビューをアップする時は倍以上の画像をチェックしながら
どれをアップしようかと迷います。
陳さんの展示も後からオンパレしてみて、どれも外し難いんですね。
切り取り方にセンスを強く感じます。
この横二連式の風変わりな展示の理由は「本の見開きイメージ」との余りに簡潔な答え。
なるほど、確かに。

陳さんの写真の特徴は一言「明るい」んです。
えっ、それ?と思わないで欲しいのは、
結構コントラストをきつめにした露出アンダーな仕上がりに、
まずいことに(僕も実はそうなんですが)
なんとなくカッコ良さを感じてしまうことにあります。
陳さんのような写真を見ると、そう、胸がすくんですね。
晴れ晴れとなる、と言ってもいい。
これはステートメントのみならず、
在日の作家さんが突き詰めるテーマである
「所在=出自=理由=矛盾=二律背反という構図を、
作品を通じてとかく勝手な拡大解釈で
深刻に受けとめてしまう傾向にあるということへの爽やかな、
陳さんなりの答えと見ます。
日本で生まれ育った彼女の「どちらでもないのに、どちらでもあり」
尚かつ、周囲から日本人と思われていることへの複雑な抵抗感
(これこそが血脈のなせる心性なのかも知れません)もまた、
正直で当然な機微というものなのです。
わかるとか、わからないとかではなく
「なら、今から故郷をつくろう」というスタンスは、
それもまた、ごく自然な成り行きであると思います。
自分はどこまでいっても(現実から未来へ生きていく)
自分以外の何物でもないのですから。

PA210013.jpg

PA210014.jpg

PA210015.jpg

PA210016.jpg

PA210017.jpg

PA210018.jpg

PA210020.jpg

PA210021.jpg

PA210022.jpg

PA210025.jpg

PA210028.jpg















スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

58カ国語に翻訳
English
お越しいただきありがとうございます

den

………………………………………
アート・ドキュメント・ブック・
ミュージック・演劇・ダンス・
朗読・時事・ひがみ・そねみ・
やっかみ・おせっかい…
などなどシッタカぶって書きちらかしては
自己嫌悪な日々をゆらゆらと
過ごしております。
「シッタカブリアンの午睡」
「デラシネ光合成」をこのたび一本化。
言いたがり、やりたがり、ノリたがりな
のんのんとしたブログにお越しいただき
ありがとうございます。
………………………………………

ここから、また…
最近の書き散らかし…
こんなこと書いてます
こちらへもどうぞ!