「 Rui kikuchi ~ Intersection 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.10.25~10.30【 同時代ギャラリー 】

電信柱(よく聞いてみると、この全時代的な音の響きそのものが、
現在の在り方を指し示しているような感じを受ける)に想いを馳せる、
というのか、
この奇怪なオブジェ状の装置を何と見るのかという、
なんというか、電柱再考の機会を得る鑑賞者は多いと思います。

菊地さんと言えば電柱、というほどの、
切っても切れない関係。
タイトルは「交わる」という意味ですが、
電柱を、インフラと呼ばれる中にあって極めて日本的、
いやアジア的な「後付けの集積」としての “成れの果ての” 造形物、と見る事ができます。
IT産業や工業、医療分野での技術革新が著しい日本にあって、
外国人の誰もが奇怪に思えるであろう街中に屹立するコンクリート柱の
“見苦しい” 様相は、結局のところ「アンバランスで奇妙な国」ニホンの
バタ臭い「それぞれの交わり」の象徴物なのでしょう.

ギャラリーの壁一面を占める大作。
そのポジショニングを記す糸。
電柱に“萌える”感覚がわかりすぎるくらいな僕にとっては喜々とした展示で、
小躍りしたくなります。が、
このシルエットが何か理解できない他国の方には、
もしかしら極めて東洋的なカリグラフィに映るかも。
黒白(こくびゃく)の画面を走り、交わり、からまる、電線は、
そのまま、その先の生活を想い起こさせます。
長いフランス生活を経たルイさんから見た、電柱の存在は、
おそらくは街並の中で
“健気に寡黙に” ミッションを果たそうと踏ん張って立つ、
愛しき現代彫刻なのかも知れません。

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