「 三宅 祐紀 個展 ~ ここら そこら 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.11.01~11.06【 KUNST ARZT 】

三宅さんは国公立を目指す進学校の出身でありながら美術大学を受ける、という
極めてレアな選択をされました。
「絵を描きたい」という気持ちを貫き通した陰には
(高校在学中も描くという経験が殆ど無いまま)
そのハンデを「人の三倍描く」という強い決意と、
元来の負けず嫌いで克服したようです。
それは「手癖のようなものや個性と呼べる前のゼロスタート」の段階からの
試行錯誤の繰り返しによって、現在に至っているということで、
その上で自己の作風を構築するということは並大抵のことではないと察します。

作品は油画の印象をよりソフトに変えてくれる、
かなり手数の込んだ丁寧な仕上がりになっています。
筆跡を嫌うという作風は、何度か拝見している伊庭靖子氏
(三宅さんは氏の研究室の生徒です)の影響もあるのかな、などと。
いわゆる写実としての工程は踏まずに
視覚経験による記憶の画像=想像に限りなく近い
「最もそれっぽい姿」(作家の言葉)ですので、
実在の姿かたちとは奇妙なズレを生じさせ、
それがゆえに茫洋とした空気の中で
ゆるりと浮かんだような様相を見せてくれるのかも知れません。
階段を上がって見えたうさぎの耳にカットされたりんご片の作品に
直感的に「いいね!」をココロでクリックしていましたね。
その物のモチーフをそれらしく見せない
(見せることは想像に留まっている→それ以上にはならない)からこその
リアリティの希薄さが三宅作品独特の魅力に繋がっていますね。
絵とは直接に関係ありませんが
(そして別に〆のフレーズでもありませんが)
やらずに後悔するよりは、とにかくやってみる、という
静かにみなぎる気迫を三宅さんとのお話で感じました。

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