「 長谷川 由貴 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.11.01~11.06【 gallery morning 】

島、の話をしました。島の周りは海。海で遮られると見るか、
海で守られていると見るかで、島の在り方は変わると思います。
長谷川さんの作風は一見して南方の島々の、それ、です。
前回の個展では、そこに島ならではの視覚的に未見な、
ミステリアスな部分や空気からさえ漂う神々しさへの希求というものを
表していたように思われましたが、
今回、過去に遡って訪れた場所をなぞることでわかる
「或る距離感」というものを支持体に映し込んだ、そんな風に思えました。
自然はそれ以上でも以下もでない=見せるためにそこに在るわけではない、
太古から密かに当たり前に「そこに生き続けている自然」という
不文律があるのみであるという摂理を長谷川さんが身にしみて感じ、
そのことで島という、特有の土俗や信仰が維持し得る地理性という現実をも確認し、
己の思い込んだ感情をできるだけ引き算して、
いわば淡々と描いた、という点では、ベタな言い方ですが
実にクールな表情の作品です。
いわば、いたずらな空想で風景を汚したくないという
長谷川さんの心性がよくわかります。
長谷川さんの作品に見られるトリミング、切り取り方の妙というのは
実にシャープです。だからですか、カッコいいんですね、出来映えが。
木枯らしも当たり前に吹いて、
京都特有の寒さの予告先発をされたような中での、
冬晴れな日々に、
絵から放たれる温風が心地良いのです。

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