「 GURA OPEN STUDIO 」三枝 愛

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.11.03〜11.05【 アトリエGURA 】

今年2月末の元・立誠小でのグループ展「MORPH」が初見でした。
その時、確かに展示されていた板っぺらがアトリエにありました。
この一枚の板っぺらは、そもそもは2年前に三枝さんの実家である椎茸農家の
榾木(ほたぎ=シイタケを栽培するときに種菌をつける原木)を支える板に
蝋を塗ってギャラリーに展示されたものでした。
ある日、板は保護目的の蝋の重みでまっ二つに折れ、
卒業を迎えた三枝さんはその板を実家の庭へ持ち帰ります。
この一筋の時系列の冒頭は東日本大震災の影響下での
深刻な椎茸栽培の原木不足があります。
ひとつの成り立ちの中に当然あるべき所在としての板は、
いわば三枝さんによって旅をする “はめ” になるということです。
このように三枝さんの美術たるものとは
「因子たる要素をはらむ様々な事象」についての考察、と。
いかがでしょうか。
当然その榾木の「くり抜かれた部分」である木クズもきちんと瓶詰めされてありました。
一種の記録的インスタレーションと呼んで良いと思います。
秘密基地のようなアトリエにいらした三枝さん。
ほぼ同じ長さに揃えられた木の枝。
日光写真に痕跡を残す木の枝。
その作品を支える元の木の枝。
とても詩的で、実在を確かめながら、
ひとつ一つ手触りを感じさせながら展開していく、
ミニマルでありながら濃厚な気配を漂わす不思議な作家さんです。

作品などは → http://miedaai.jimdo.com/

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