「 普遍的変化 〜 前田 紗希/松野木 望会 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.11.15〜11.27【 ギャラリー知 】

同期であるとか、師を同じうするとか、
グループ展というのは形態も様々ですが、
最近観た中でダントツに “ひびく” 展覧会でした。

二人展というのは複数の最小単位であることは言うまでもありませんが、
それだけに1+1を1×1に変えてなお、
結果が5にも10にもなり得ることもあるわけです。

さて前田さん、松野木さん、お二人はそれぞれ油画と日本画という
異ジャンルの出自ですが、
不思議とそれが何の “差異” にもならない、
むしろ希求するもの、絵を成り立たせようとしているもの、
に共通項すら見受けられるのはなぜでしょう。

前田さんはスクエアな支持体の上で、さらにエッジを明確にした三辺の構成です。
僕は人間の感情の起伏や立場、相対する関係性を感じます。
三角形はどちらも背景であり、どちらもモチーフです。
少しずつ変化、変容する表出の仕方、
ストロークに満ちた明るい色面と静かに抑制しているような濃い色面。

松野木さんは以前に三人展で拝見した、
これも明解なコンセプトを持ちながら、
限りなく抽象に近づいているような作品で、テーマはいずれも海なのですが、
今回の淡彩(とはいっては素人目にもわかるほどに幾重にも筆を置いています)な作品に、
ある意味、意外性を感じました。
境界がどんどん曖昧になって、
全体としてやはりどんどんミニマルになっていってます。
この展示は二人展のひとつの良質なモデルケースとして成功しています。

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