「 四塚 祐子 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.11.15〜11.20【 gallery morning 】

ここにもまた、版画、と端的に表されるジャンルについて、
ウンウンと唸りながら、そのトンネルの入り口から、
そっと向こう側を背伸びして見ようとしている自分を、見たりします。

版画の特性のもうひとつ(モノタイプ)が、とても明解に、
かつそう見えて、とても深い創意の途上にあるかのような、
独特の気配を放つ作品を作り続けている四塚さん。
縦方向に微かな、しかし強い意志を持つベクトルが走り、
ごく薄くベージュ味を帯びた表情は、
見ようによっては日本家屋の部分的な描写のようにも。
かすれたような、刷毛でおろしたような軌跡は水滴の足跡。
見れば見る程にいろいろな感情がこのモノタイプから沸いてきます。

四塚さんの過去のステートメントを読み返してみると、
人の機微、のようなものを自然の中で敏感に感じ取り、
なおかつ、時勢に流れていく自分と、
遠くで何かが見えかけると必死に探る自分と、
生きていることの無常さや可笑し味といった
様々な感情がない交ぜになって “ただ一枚の” 刷り物に投影されている、
そんな印象を勝手に、ですが持つのです。

奥の部屋の、一瞬にして消えていく、
またたくような光を表した風景画のような作品や窓に見える人の影、もまた、
孤独と楽観のそれぞれの揺り戻しが
静かに波のように反復している、
そんな感じに思えます。

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