「 矢津 吉隆 展 〜 Mirror, Tool, Border / 鏡、道具、境界 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.11.15〜11.27【 ART SPACE NIJI 】

「ちはやぶる神の心を荒るる海に鏡を入れてかつ見つるかな」という
土佐日記の中の歌。
荒れ狂う海を鎮めるためにお金でなだめようと考えたんですが、
神様は満足しない、そこで、とっておきの鏡をたてまつると
文字通り、鏡面のようになった…ということです。
それほど欲しがった鏡とは神様にとって何なのだろう、と、思うわけですね。
で、こんなこともないと、鏡について調べる機会もないわけですが、
ひょんに、日本語って面白い、と唸る或る一文に出会うんですね。
「かがみ」から「が(我)」を取ると、「かみ(神)」になるという、
それだけのハナシと聞き流せない中々な…。
神社へ行くと御神体として鏡が祀られてますから、なるほどです。

ところで矢津さんは立体・平面に関わらず
様々なメディアを素材として作品化することによって、
鑑賞者に色んな気付きを与えてくれる作家さんです。
僕も2012年のホテル アンテルームでの「umbra」、
タカ・イシイギャラリーでの作品を見ています。
会場で対になった鏡、独特な存在感、
自分を映すと、行ったことも見たこともない異空間なシチュエーションに
ポンと置かれた所在感、
それは茫洋とした人の気配、
やや僕自身 “らしき” 者の在処を示す程度の、
形容しがたいアバターのようなものと言えばいいのでしょうか。
作品は、鉄に亜鉛メッキ→有色クロメート処理を施してあります。

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