「 AQUARIUM sign 〜 茨木 佐知子 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.11.29〜12.04【 KUNST ARZT 】

ここでの展示はすでに5回目を数えます。
僕は2回目から拝見。
ポートフォリオを見ると昔は泳いでいるサメや魚を描いてらしたのが、
水槽の中の生き物は姿を消して、
いわばハードウエアの方にテーマが移っていきます。
それでも前々回くらいまではテーマと作品とが割と短い距離感で繋がっていました。
前回くらいから立体的に立ち上がった感じが、
なんとなくインスタレーション的な展開になり、
今回でさらに、さらに、ミニマルな画風に深化していきます。
水族館フェチである茨木さんがそこから材を取るのは至って当然ですが、
その一環したテーマが作家個人の中で変容し、
研ぎ澄まされていく過程を見るのは、これまた鑑賞者の醍醐味と言えます。

ステートメントにあるように、この変容とは、他でもない、
茨木さんが水族館へ行くことが少なくなった “おかげ” で、
むしろ感情とリンクした極めて濃密な関係性を再構築されたのではないか、と
シッタカぶれることです。
中々言葉では表しにくいのですが、
水とガラスという単純な要素で構成される「水槽」を
素材とか対象ではなく…
んー、なんというか、
2001年宇宙の旅のモノリスのようなもの、と言ってもわかりにくいかも知れませんが、
本来の人工物としての水槽という認識を越えた、
一種の形而上的な存在と捉えると、
とても面白く見ることができます、少なくとも僕には。
小吹氏が言う「往年のモダンジャズのLPジャケットのような」印象も、
もしかすると、陳腐ですが
クールな視座、というものから来ているのかも知れません。

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