「 L i q u i d 2 〜 柞磨 祥子 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.11.29〜12.04【 gallery shop collage 】

グループ展で印象に残る作家さんは
必ず、後日の個展に足を運ぶ心構えでいます。
柞磨(たるま)さんもそのお一人です。
JARFOの立体造形展での作品、素敵でした。
あいにく作家さんご本人にはお会いできませんでしたが、
こじんまりとした会場内の10点ほどの作品は小品も含めて
実に見応えのある展示。
いわゆる、漆のステロタイプな生態というもの、
もっと言えば一般的に漆と聞いて連想するに等しい独特の粘度を、
意表をつく造形で見せてくれます。
一言で僕なりに表すと、とてもグラマラスな漆、といった風合い。

京都芸術大学の漆芸はもはやお家芸ですが、
そのレンジも想像以上に広く高く、自負するだけのことはあります。
漆が実にやっかいな素材である分、
他にはない劇的な魅力に満ちていることもまた事実です。
塗って磨いて、塗って磨く、という延々とした反復は、
そのまま時間の経過と共にやがて確固たる黒の様相を示し
(とは言え、生成りの漆はベージュに近い色をしています)
「漆黒」という日本語の所以となるほどの艶を見せるのです。
ですから尚更に、柞磨さんの造形は
“生きている” 漆の息づかいを一瞬止めたような風情を醸し出します。
漆を塗布して “仕上げる” ための表面加工という概念から、
さらに、暗喩やユーモアも交えた
鑑賞者により近しい作品づくりを感じるのです。
漆芸のアプローチの一端を見る思いです。

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