「 断面から游ぐ 〜 北村 美沙 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.12.06〜12.11【 KUNST ARZT 】

ポスターカラーに妙な親しみを覚えるのは、
多分デザイナー時代にこの画材と親密に関わったからかも知れません。
人によっては中高生で出会い頻繁に使ったことを覚えておられるでしょう。
描いた時の筆目は見事に消えて均等なベタ塗りになって、
印刷のイメージを再現させるためにロゴマークや
文字通りポスターに使ったことに懐かしささえ…

さて展示されているオブジェは実は石膏の塊ですから
目にした印象よりははるかに重いです。
この色目は石膏にポスカラを混ぜ込むことで、
先の均等感が見事に生きてくるわけですね。
これは樹脂ですと言われたらそれなりに納得してしまうのですが、
質感に惑わされること、それ自体に加え、
これが石膏であること、素材が堆積していくこと、
そして、成り立ちや生い立ちの起点に通じる裏側を見せること、
制作することで北村さんが地層の断面を見た時の感慨というものを、
ここに再現しているとも言えます。
そしてもしも落ちたら、粉々になることも
鑑賞の一部として充分に値する想像だと思います。
今年の京都嵯峨芸術大学の卒制ではかなり目立ちましたが、
おそらく会場の条件に制約された展示だったのでしょう。
コンセプトが充分に活かされなかったように思えます。
ここに来てなるほど、と。
ご本人にはお会いできませんでしたが
ポートフォリオを拝見して、
ことほどさように、ブレない北村さん、と。

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