「 田村 洋子 〜 木版画展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.12.13〜12.18【 gallery morning 】

モーニングさんの今年見納めの個展。
あわただしい年の瀬に一度立ち止まって、
湯気立つホットチョコレートを両手で温めて、
今年を振り返る前の句読点、そんな温かな個展でした。

気が付けばいつも言ってるけれど、版画のレンジの広さは
こうしていろんな展覧会に来て見て始めてわかることで、
僕にとっては焼物と並んで、
中々工程のお話ができないジャンル(笑)なんですね。
でも木版画の場合は色彩もそうなんですが、
作品そのものの肌合いがこうしたテーマを
おのずと引き込んでいるような気がします。
田村さんは京都精華大学の3回生の時に木版画を始められたとのことで、
モチーフも料理好きな田村さんの
いわば「生活の柄」といった環境の中で
出会うべくして出会った手法とも言えます。
面白いのは一枚一枚彫り込んで行く作業の中での
「過程の一枚」を版木とした、
一枚物の版画(意味合いは少し異なりますが結果としてはモノタイプ作品)です。
作家ならではの(作家にしか分かり得ない)リスク、
予測がどこまで作品に反映されるかという、
その瞬間に、コツコツと彫り進む時間が一気に凝縮されて
一枚の紙に表出されるという「制作の機微」のようなものを強く感じるのが版画です。
柔らかくて優しい「気持ちに添う」個展でした。

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田村さんのHPは → https://tamurahiroko.jimdo.com/

























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