「 岡本光博キュレーション 〜 フクシマ美術 」

Category : 現代美術シッタカぶり
出展作家:井上明彦/岡本光博/田中恒子/Chim↑Pom/やなせあんり/吉田重信

2016.12.13〜12.25【 KUNST ARZT 】

5年。あれから5年。
では、どんな5年? 
何をして、何がなされなかったか。

岡本光博さんのキュレーションで6人(組)のアーティスト
(なぜかダンスで知り合った田中さんはとんでもない主婦です)が
それぞれの「FUKUSHIMA」の有り様というものを
自己の表現手法に転置しながら試みています。

汚染された地表をえぐり取ったあとに、
ほぼ絶滅種といわれていたミズアオイが咲く。
古層に眠っていたんですね。
なんとも切なくも、この花の存在そのものへの実感。福島の作家、吉田さんの作品です。

そしておなじみの岡本さんのモレシャン。
汚染土はもはやどうにもなりません、というか、
今後 “コレ” をどうするつもりなのか。
当たり前なことですがこれを見て「犯されたもの」への場当たりな対処と、
それでもなお原発を稼動させようという愚行とが
並行しながら成されていることへの暗澹たる気分は、
決してニュースショーには映らないし、伝わらない事実です。
もはや完全に腰砕けな放送メディア、といった感。

井上さんの作品は手が込んでます。
猪苗代湖(水も張ってあります)も表した福島の地形(これがわずかに動く)は
色こそグリーンですが、これは汚染土を覆う結構厚いシートです。

Chim↑Pomの「気合い100連発」は
地元の若者がまさに「破壊された現場」で円陣を組んで
大声で気合いを入れている映像作品。
会場でも賛否あったといわれる強烈な印象。

田中さんは画像はありませんが
一介の主婦であるという立ち位置を踏まえた
「市井の視線」を感じた作品でした。

やなせさんは卒制でかなり印象が強い映像作品を作られていて、
当時ご本人ともじっくりとお話しさせてもらった記憶が新しく、
ここで出会えるとは思ってもみませんでした。

25日までですが、
この5年を改めて考える素晴らしい機会を与えてくれた展覧会です。

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