「 松尾 竜平 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2016.12.13〜12.24
【 MATSUO MEGUMI + VOICE GALLERY pfs/w 】

この日はミロコマチコさんを見て、この個展を見て、久方ぶりに、絵って何だろう、と。
松尾恵さんはギャラリーの主宰者のみならず、
パネリスト、プロジェクトの実行委員、展覧会のディレクター、
事務局代表、アドバイザー、公募展審査員、大学研究室の講師と、
美術という世界に長年関わるスペシャリストであり、オーソリティーである方です。
その松尾さんの元に2009年頃、
北海道定山渓で独りで絵を描いているという松尾竜平という青年から
突然メールが届きます。
なぜ、ここの松尾さんだったのか? 
唐突なこのメールのやり取りは、
しかし個展というひとつのカタチをもって、
松尾青年の「絵描き」としての成就を現実のものとします。
全く絵の教育を受けていない松尾青年の絵は、
いわば絵に “すれている” 京都のその筋の方々には取るに足らないものかも知れません。
しかし、その愚直さゆえに、むしろ「絵を描く」ということが何を意味し、
何を表し、何をもって糧となり得るのかを考え、
そこに精度、技量、見立て、センス、などという一枚の絵への評価の尺度を計るものさしが、
何よりも黙々と粛々と(そこには喜々として、という言葉は浮かんではきませんが)
カンバスに向かって試行錯誤しながら
「自分の絵」を手に入れるまでの彼に果たして必要なのか、と、
そこまで思ってしまうのです。
美術教育を受けていない、つまり独学であるということは
方法論としての基礎的な要素を自分で探し、
自らの絵を通して検証し、人の評価が届かない場所で
自問自答し苦悶しながらも進むしかない、
という空虚な日々の連続だったのでは、と穿ってみます。
同じ姓だったからか、何のタイミングだったのかは
当の松尾さんにも計りかねるところがあるようです。
しかし絵の力は素晴らしく、おそろしく、魅力的なものであるという示唆を、
孤独な画家の指先からひねりだされた絵具が語っているようです。

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