「 大和 美緒 個展 ~ VIVID - STILL : 静か。鮮烈で_ 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.01.06~01.22【 gallery PARC 】
2017.01.14~02.04【 COHJU contemporary art 】

想定される完成形を目指して、そこにできるだけ近づけようと手を動かす。
変な言い方ですが、これは一種の人情でもあり、
また作家の性(さが)たるものでもあります。
しかし、そうでない作家も居ます。
そこには予期せず事態やうれしい誤算すら介入させない、というか、
そこにさざ波のように震えるのは、自身の「今」でしかない、という
極めてシンプルで、生存している、という言葉と同義である「動きと痕跡」を、
ただひたすらにカンバスに置いていく大和さん。
毎日、カンバスの左上から「ドットする」大和さんの作品は
2015年の「第2回CAF ART AWARD」で山口裕美賞を受賞。
COHJUで入った正面に展示されている、その大作を見ました。
先ほど手法と書きましたが、
このドットは大和さんにとっては無意識に呼吸している
自身という個体が穿(うが)つ「心音の記し」のようであり、
また無意識ゆえに「宿命(あるいは誰も発しない命令)のままに動く」
手が放つ集積、収縮、緩急、離合、反復の表情でもあります。
それは徐々にズレを生じ、うねりが作られ、
画面一杯にグルーヴをもたらします。
以前の文字とピクトのリピートからさらに最小の単位へと移行し
「私さえ知らないワタシの変化」をその時の感度の状況に則して
支持体に記していくのです。
二つの会場は。それぞれの特質を生かした展示になっていて、
両方を見た時に観客の中で何かが少しずつ熱を帯びてきます。
CHOJUのホワイトキューブの中で真夜中にうごめきながら、
翌日には違う様子になっていたりと妄想したり、
PARCの大きなガラス(元日と2日を除いて年末から会場で仕上げたという
「現場力」を見せつけた作品!)を突き抜けて
三条通りにパラパラと落ちていく真っ赤なしずくを想像してみたり…。
PARCのもう一つのシリーズ「ORCHIDS」は後ほど紹介させていただきますね。

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