「 束芋 ~ 網の中 」

Category : 現代美術シッタカぶり
2017.01.28~02.12【 京都文化博物館 別館 】

自分の作品がどう観られるかということを考えない作家はほとんど居ないと思います。
平面や彫刻は壁に掛けたり、吊られたり、置かれて鑑賞されますので、
アングルによっては作家も予想しなかった画像が表れたりします。
では映像ではどうでしょうか。
僕はよくタイムラインで撮影不可な展覧会について
暗澹コメントをアップしますが、
こと映像についてはもっともであると考えます。

さて束芋さんの作品を“しっかりと”拝見したのは
2010年の国立国際美術館での「断面の世代」でした。
束芋さんは自分の作品の写真撮影とSNSでの拡散を頑なに拒んでこられました。
それは映像作品の特性から照らしても、
パソコンのディスプレイやタブレット、
スマホの画面で紹介かたがた静止画として“視られる”ことへの
作品の変質・歪曲・誤読を懸念されたものでしょう。
当然だと思います。
僕も写真作品を撮影することについては
必ず作家なり主催者に、
写真を写真で撮ることの厚かましさや無神経さを最大限考慮した上で
ことわりつつ、シャッターを押します。
ましてや映像、です。
しかし束芋さんの作品の撮影を集客や宣伝のために許可する美術館が現れ、
複雑な気持ちの束芋さんは、
こうなったら一度、自分の作品がどうなるのか、どう変化するのか、
どう見えているのか、見極めて、見届けてやろうと、考え想像します。
どうやら撮影OKは最初で最後になるかもしれない大実験、のようです。
#網の中#束芋

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