「 INTERIM SHOW 2017 ~ 博士課程作品展 」④小林 紗世子  

Category : 現代美術シッタカぶり
小林1

2017.02.08~02.12【 京都市立芸術大学 新研究棟 】

さてもう二人の日本画展示。小林さんの作品を見て、
このかなりとらえどころのない作風に或る戸惑いを覚えるかもしれません。
ポートフォリオにある過去の具象作品を見て、
それでもまだここに至る変遷に理解しがたいものを抱くかもしれませんね。
それは受けた印象を対象化しにくいからです。
モチーフが何であるかを理解し、そこからイメージする作意というものに
得心いくまでの道筋がつかめないからではないでしょうか。
こういう絵は直感的であるか、説明を聞いてぱっと目の前が開けてくるのか、
どちらでもいいと思います。
僕は「透明なプラモデル」というキーワードが浮かびました。
これには小林さんも同意してくれました。
ここにある「対象」とは小林さんが自ら作った光景です。
構成されるパーツは小林さんの脳内3Dプリンターで作られた妄想かもしれませんが、
明らかに従来からの日本画観というものとは異なります。
画面の中に或る要素を置き、そこから立体的に構想しながら要素を描き加えてきます。
それはゲル状の海の中を緩やかに動く“何か”です。
こうして構成された画面は光を受けて形をあらわにするもの、
消えるもの、と様々です。このうねり、奇妙な立体感、
それはヴァーチャルリアリティを絵筆と岩絵具で再現したもの、とも言えるかもしれません。

小林2

小林3

小林4














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