「 Lagrangian point ~ Drive on the halfway 」 佐藤 久美子 + 都築 遼子

Category : 現代美術シッタカぶり
2017.02.07~02.19【 Gallery PARC 】

僕はよく「発露」という言葉を使います。
しかし、この言葉はあまり便利に使い過ぎると徐々に摩耗し、
平凡な言い回しに聞こえてしまう恐れもまた含んでいます。
アタマの中のフィラメントがパッと光るような鮮烈な閃きなんて、
実はそうそうないと思っています。

この展覧会の解説にもある「カタチがないが、なんかあるもの」という
実に朧(おぼろ)げな感じは、
もしかしたら小説家が「黄色っぽい小説」を書きたいのに、
筋書きも設定も未定のままで、原稿用紙に奇妙な線だけがうねっている、
そんな様子を想像します。
で思うわけです。
「ところで黄色い話って何?」と。

この二人の脳内でプチプチと弾けるような無意識な即興性というものが、
ドローイング=黄色い話であり、
しかし、例えば都築さんなら一見完成形に見える版画作品は
どこまでも色見本の刷りの要素を含んだものであったり、
佐藤さんだと入念に見える設計図と実物とは似ても似つかないような
脈絡すら見いだせない、
まさしくスケッチの一環か、と思わすものであったり
(オブジェにしてもかなり未完成っぽい)と、
実に不思議な展開を見せます。
これは決してロジカルな進捗に沿った「結論としての作品」ではなく、
表出したもののそれぞれの意訳の途中なのではないか、などと。
ギャラリストの話では得心がいったのに、
こうしてテキストにするとやはり行き詰まってしまう、
それこそが、むしろ「清々しい目」を持った二人への僕なりの賛美だと思っています。
やはり、わからないですか…笑
(画像は佐藤さん3点、都築さん4点)

佐藤1

佐藤2

佐藤3

都築1

都築2

都築3

都築4



























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