「 tracing 1980s ~ 植島 美知子 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
う1

2017.03.07~03.18【 galerie 16 】

過去の展覧会をもう一度、といったシリーズ企画である「tracing」。
今回は1987年に発表された植島さんのフェルトの巨大オブジェ。
とにかく大きい。
ギャラリーの容積をほどよく満たす
(それでも天井高はギリギリ)逆さまにした帽子のような造形。
これほどのものの搬入出は? いいえ、フェルトだから畳めます、とはいえ、
つぎはぎしたものではなく一枚を作り上げる作業は屋外で、
しかも気温や風の影響をもろに受けてしまう状況の中での作業だとか。
天井から15、6本の糸で吊られているんですが、
それぞれが小さな一点の箇所で、よく破けないものだと。
やはりフェルト同士の極めて密な素材のつまり具合でもっているんですね。
中を覗くと、そこはもうSFの世界。
砂漠かどこぞの星かといった異空間が展望できます。
求心力のある造形、というのかな、
宇宙の果てと引きずり込まれるような引力さえも感じます。
ライティングの加減で素材感が際立ち、
下から見てもミステリアス。
最初は小さかったものの、
作家自身のイマジネーションを越える、
つまり想像を阻むほどの造形を、と考えていくと、
どんどん巨大化してしまうと言われます。
誠に陳腐ですが圧倒的造形のなせる
「展示空間そのものの作品化」の実態を
目撃したような気分になれます。必見です。

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