「 中山 玲佳 ~ ゆれる風景 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.03.19~04.09【 MORI YU GALLERY 】

このレビューも何度か過去にあった、全面書き直し(400字程度)です。
多分時間を要するレビューになるだろうとは思ってましたが笑。
僕という鑑賞者と作品との化学反応よりも、
書いた後に検索で知ったインタビューの内容が俄然面白くて…
アートから逃げようと思って旅行のつもりで行ったメキシコが
結果的に中山さんの画風というか、
絵のあり方そのものに行きつかせるのはやはりメキシコの風土性なんですね。
ここに「マジック・リアリズム」という手法が大きく作用します。
それは検索するなりでどうぞ。
つまり日本人のメンタリティとラテンアメリカで生まれたマジック・リアリズムの
或る種のハーフ、いやダブル、かな。
トランプの言う「壁」とは、ではメキシコ人にとっては何なのか、という、
おそらくは中山さんが想像もしなかった現在の状況も含めて
「強くて暗くて優しい」メキシコ人の陰陽、二面性というものが、
乏しい僕の想像力を助ける大きなヒントになっています。
さて、ギャラリストに思わず
「なんてカッコいいんだろう、このカッコ良さは何なんでしょうねぇ…」と
言ってしまってから己の語彙の貧弱さに、いつもながら嫌悪。
カッコいいという、無知な鑑賞者の判定基準を作家さんがどう受け取るかはともかく、
中山さんの絵は僕にとって強烈なパッションの所産として網膜に刻まれました。
メキシコでの留学、更にメキシコ政府の奨学金を得て
国立自治大学大学院美術学部を修了されたという延べ7年ものメキシコ生活が
作品に与えた影響は色彩とモチーフだけではない、
その向こうにある精神性や呪術的なアイコンに潜む意味ありげな所作、
織物からインスピレーションされた“垂れ落ちていく絵具”が作る、
並列にしたたるパターンを見ても存外に大きいことが知れます。
絵に潜む力とは何なのかを知る“教材”にも成りうる鮮烈作品です。

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