「 小田原のどか 個展 ~ STATUMANIA / 彫像建立癖 」

Category : 現代美術シッタカぶり
o1_2017040319155482c.jpg

2017.03.04~03.19【 ARTZONE 】

会場に屹立する赤い光を柔らかく放つ矢印( ↓arrow )。
矢印は他でもない「ここであること」を厳然と示す目印です。
ところで現在では6.6メートルの三角柱が建つモニュメントの
「原子爆弾落下中心地碑」(長崎)にとって変わった、
当時のいかにも手作りな5メートルの標柱は原子爆弾災害調査団が建立したもので、
資料写真ではそこには何らメッセージ性は見てとれませんが、
これほど明解に位置を示す「サイン」だからこそ、
平和への希求や慰霊といった感情ではない、
淡々とした「史実を指し示す」というスタンスが感じられます。

小田原さんはこの標柱が
戦後日本彫刻の「起点」として捉えることができると考えています。
そこからさらに記念碑や彫像、銅像の類いについて彫刻
(当然モニュメントなどは彫刻作品として制作されています)として
考察・検証していくと、やがて歴史の流れの中にあって
思想的背景を反映した造形物であり、
存在することで物議を醸し出したり、
あげくは違法合法問わずに破壊されたりと、
この“彫刻”は現在と過去、様々な思考が
“結果的に” 複雑に絡み合う象徴的存在そのものと見なすことができるわけです。
“STATUMANIA” とは彫像が都市のあっちこっちに“乱立”するさまを
statue【彫像】とmania【熱狂・癖】を組み合わせて
近代史家であるモーリス・アギュロンが名付けたものです。

o2_201704031915538f4.jpg

o3_20170403191552f67.jpg

o4_20170403191551e55.jpg

o5_20170403191550225.jpg

o6_20170403191631ac2.jpg

o7_201704031916303a2.jpg

o8_20170403191630e95.jpg

o9_20170403191629d94.jpg

o10_20170403191628fbb.jpg























スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

58カ国語に翻訳
English
お越しいただきありがとうございます

den

………………………………………
アート・ドキュメント・ブック・
ミュージック・演劇・ダンス・
朗読・時事・ひがみ・そねみ・
やっかみ・おせっかい…
などなどシッタカぶって書きちらかしては
自己嫌悪な日々をゆらゆらと
過ごしております。
「シッタカブリアンの午睡」
「デラシネ光合成」をこのたび一本化。
言いたがり、やりたがり、ノリたがりな
のんのんとしたブログにお越しいただき
ありがとうございます。
………………………………………

ここから、また…
最近の書き散らかし…
こんなこと書いてます
こちらへもどうぞ!