OPEN STUIO TOUR ⑤の3「 ASK-Atelier Share Kyoto 」
Category : 現代美術シッタカぶり
奈良田 晃治(絵画)/宮岡 俊夫(絵画)/山本 直樹(インスタレーション、ドローイング)
2017.05.20・21
ツアー見聞記最終回です。
奈良田さんは明日まで開催の茨木現代美術の特集作家として参加されています。
画面を縦横に走るノイジーなテクスチャーは
ごくありふれたスナップ写真のようなモチーフによって
鑑賞者に“現場”と“現在”との経年を知らしめ、
まるで昔の部分的に剥離したプリントのような効果を醸し出します。
奈良田さんの手から自動筆記のごとくあふれる鉛筆画も
非常に興味深く見させていただきました。
宮岡さんはKUNSTでお会いした作家さんで、
この方の画法=天地を反転させて描く=によって、
行ったこともないネット上の風景という対象と、
風景の中の要素を色彩のみで置くといった考え方を混在しながら
独自の“文脈から切り離されたイメージ”を作り上げます。
そして山本さん。
大阪のオバちゃんを
絶妙な「飴ちゃんコンポジション」で表現した作品(最後の画像)は
傑作!です。
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