愛らしい置き土産…「眞板 雅文 彩りの譜 - from HEAVEN -」

Category : 現代美術シッタカぶり
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11月3日→11月15日【ART SPACE 感】

眞板氏のサイトを拝見。
彫刻展やビエンナーレで15もの受賞歴と
多くのパブリックコレクションを残す持つ国際的なアーティスト。
風土性と祝祭的で信仰性に満ちた日本的な造形を
主にランドスケープで展開されていた“大家”眞板氏の
作品群を観れば、そのスケールと繊細さと大胆さに
数多くのファンが魅了されたであろうことは簡単に想像できる。
インスタレーション、モニュメントとともに若々しさに満ち、
熱い夢を持ち続けた美術家。
様々な素材を自由な発想で立体化すると同時に
精神性を強く感じさせる作品が、眞板氏の発想力の広がりを感じさせる。
精力的に制作活動に励んでいた矢先、
2009年3月9日、心筋梗塞のため64歳にして急逝。

「2003年、2006年に続き予定されていた個展では
新作をお見せすることは叶いませんでしたが、
長野の茅葺きの素敵なアトリエに、まるで用意されたかのように
新しい試みの作品を、シリーズ全て揃って見つけることが出来ました」
(案内状原文のまま)

その作品は、重力的にはずっしりとしているはずなのに
なぜか軽妙でユーモラスな“しつらい”が施されてあり
あれほどの大物を手掛けた同じ作家の作品とは思えないほどに
愛嬌がある。
アトリエでコツコツ、喜々として作られていたのか。
竹や金属、木、石で構成された表現物には決してない
とても個人的な趣がにじみでた日記のような作品。
葉や焼き網や小枝などを封じ込めて
レリーフ状にしたシリーズは
直線や曲線のシャープな掻き跡が画面にアクセントをつける。
その金属的な表情の中にあるヴィヴィッドな
色がピリッと効いたスパイスのよう。

あるサイトを見ていて
若いアーティスト志望の人に一言、とあって
「若い時は自分の足で旅をしろ。旅をして経験値を重ねなさい。
それとアーティストなんかになったらぜったい食えないよ(笑)」とある。
会話の調子もとても剛毅な、
そして、人好きで誰にでも好かれる眞板氏だったに違いあるまい。

ご冥福をお祈りします。


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