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私たちのどこまでが鉄ではないのか ~ インテグラル | 藤井 健仁

Category : 現代美術シッタカぶり
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藤井健仁3

2018.10.20~12.16
【 k y o t o b a 】

さて
聞きしに勝る
藤井さんの作品に
心すなわち感覚は
海老反り状態に。

単なる金属造形≒彫刻から
始まる解釈ではなく
あくまで
人間と鉄の純然たる
関係性を
作品からフィードバックさせて
鑑賞者を
緩やかな衝撃へと
導く。

ディテールへの
徹底した作り込みと
妥協を許さない想いは
ことに
自転車の造形に象徴される。

皆さんも同様に
感じておられると思うのは
彼女たちの
女性への過程としての
肢体のあどけなさと
未知なる変容を
見事に質感に表した作品群の
(これらは全て鉄板を バーナーで炙って
ハンマーで叩きながら 成形している!)
その顔立ちたるや。

“かわいい”少女たちに
つくることは
かつて犯罪者や有名人の
頭部を精巧に表現した
鉄面皮シリーズを
手掛けた藤井さんなら
至極容易いことだが
それは
「鉄で出来た
かわいいフィギア」に
限定確定されて
ここにある
匿名性ゆえの
鑑賞者の想像意識を
削いでしまうにではないか。

或る朝
遅刻しそうになる
彼女は
プリーツスカートを
ひるがえしながら
自らが風となって
口にくわえたパンを
落とさぬように
疾走する。

鉄を焼くと
血のように赤くなる
鉄が錆びると
またしても赤くなる

そして
僕たちのカラダの
構成要素としての
「鉄分」を考える。

そして作家は
こうも。

若い頃の暴力的衝動を
鉄という素材にぶつけていた
頃を思うと
絵画のような
フィジカルな要素のない
(これには勿論異論もあろう)
表現方法だったら
鬱屈していただろうと。
鉄に救われた と。


彼女たちの
しなやかさを
叩いて伸ばして
まさに風を見せた
これらの作品は
浅学な彫刻観に
強烈な示唆を
与えてくれたように
思う。

藤井健仁1

藤井健仁2

藤井健仁4

藤井健仁5

藤井健仁6

藤井健仁7

藤井健仁8

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