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痕跡あるいは不在 | 山下 裕美子 × 濱田 菜々

Category : 現代美術シッタカぶり
山下裕美子1

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2018.12.18〜12.28
【 GALLERYRELLAG 】

今展はフリーライターの
深萱真穂さんが企画されたもので
企画趣旨の心地良いフレーズ。
「…軽やかな儚さを帯びて…」
いいですね、この言い回し。


さて、この二人展は
カテゴライズするならば
陶芸とファイバーアートとなりますが
共通しているのは
最終的な造形を形成する過程で
失うものがある、ということ。
それは
消失ではなくて
無くなることで立ち現れる

言うこと。


深萱さんはお二人に共通の
「造形への手立て」を
見るわけです。


陶芸の山下さんは
日本画から泥漿鋳込みでの
立体造形へ転向された異色の作家で
特徴的なのは
和紙と泥漿(粘土と水を混合したもの)を
重ね合わせて焼成し
当然焼けてしまう和紙の面差しが
そのまま“焼物”として
表出反映されるという作品で
僕は以前から
照明を駆使しながらの
絶妙な展示をも含めて
いつも注目しながら
拝見してました。


一方の濱田さんは
水に溶ける布に
ランダムにミシンをかけ
布にストロークさせた糸のみが
原形を痕跡として想起させるという
おそらくは布が溶けていく瞬間は
刹那な様ではないかと
察するのです。
必要は発明の母であるという
定理をここに見る思いです。


僕などはお二人の作風に
至って日本人的
メンタリティとしての
「幽き(かそけき)」風情を
しみじみと感じ入ります。
2018.12.18〜12.28
【 GALLERYRELLAG 】

失うことで活きて得た造形は
その出自こそに
大きな意味があり
お二人の今後の展開もまた
楽しみです。


なお今展の副題は
「失うことが、繊細を磨く」です。


今年一年の
最後の展覧会。
何よりも
山下さんにお会いできて
ゆっくりとお話しできたこと
終わり良ければ、と
心密かに
はしゃいだ
メグリストでした。
ありがとうございます。

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