ウサギをめぐる物語…「KIMITAKE」

Category : 現代美術シッタカぶり
CIMG0465.jpg

CIMG0468.jpg

CIMG0467.jpg

CIMG0469.jpg

CIMG0471.jpg

CIMG0472.jpg

1月9日→1月17日【ギャラリーはねうさぎ room2】

イタリアに渡って15年。
現在はトリノで芸術活動をされている佐藤氏は
やはりトリノそのものが現代美術への理解と
製作活動にとても向いた街と語る。
それでもイタリア自体はヨーロッパの中では
非常に遅れているとも…。

家に来た新しい家族、ウサギ。
その赤い目をした小動物と娘との関わりに
作家は創作意欲を駆り立てられたようである。
過去にも動物をモチーフにした作品を発表しているが
表層的な捉え方で動物を観察すると
裏切られる部分が彼らにはある。
が、それは人間の勝手な思い込みと言うものである。

作品は釘とひもでウサギの動勢を表現したもので
モデルが身近に居るということの効果は絶大であることを証明している。
半立体作品だが極端な高低差をつけずに
見事にうさぎの動きが伺える。
垣間みれる動物本来の凶暴さやクールさも
作家は作品に反映したいと考える。
イタリアでの作品にも動物をテーマにしたものが多い。
決して可愛くない怖いパンダのオブジェが印象的。

「ウサギを飼うためのツール一式」を組み込めるようにしたケース。
ウサギは決してここに納まるような代物ではないが
これは“飼うこと”への決して無くはない支配力や
切望する思いを表現したものだ。

そして乱雑に積み上げられた段ボール。
中を覗くと新聞紙にくり抜かれたウサギの“型”。
捨て置かれた物言わぬ動物への憐憫と
無造作に無神経に平然と行う人間。

作家は多くを語らない。
語ることよりも人が自分の作品とどう関わり、
向かい合うかに重きを置きたい。
誰しもそう願う。
価値と思わない人にはただの釘とひも、なのであるから。

現代美術はこの“価値”の目盛り調節に
時間がかかる人と直感的な人の間に
或る“諦め”をもたらすナイーブさも秘めている。

(ぴーしゃんこ)生まれて始めてウサギというものを
認識したとき娘が命名した呼び方だ
そして本物のウサギが我が家へやってきたとき
なぜか見るなり付けた名前は
(ぺーたん)だった そんな印象を受けたのだろう
どちらもそんな感じといわれればそんな響きも悪くない
私にとって貴方にとってウサギとの出会いとは(紹介文原文)


にほんブログ村 美術ブログ 現代美術へ


スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

58カ国語に翻訳
English
お越しいただきありがとうございます

den

………………………………………
アート・ドキュメント・ブック・
ミュージック・演劇・ダンス・
朗読・時事・ひがみ・そねみ・
やっかみ・おせっかい…
などなどシッタカぶって書きちらかしては
自己嫌悪な日々をゆらゆらと
過ごしております。
「シッタカブリアンの午睡」
「デラシネ光合成」をこのたび一本化。
言いたがり、やりたがり、ノリたがりな
のんのんとしたブログにお越しいただき
ありがとうございます。
………………………………………

ここから、また…
最近の書き散らかし…
こんなこと書いてます
こちらへもどうぞ!