気配を記号化した海へようこそ…「井浦 崇 大島 幸代 展  white noise white wave 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2月9日→2月14日【アートスペース虹】

蹴上・三条通りに面した全面ガラス張りのギャラリーに
インスパイアされた二人の作家。
作品を構成するファクターに、
このギャラリーのシチュエーションが大きく関わる。
こちらに背を向けた3台のモニターの下部にカメラが設置され、
前道を通過する車両や歩行者を感知し、
モニターに反映させる。
海とリルケの詩(An die Musik~音楽に寄す)に
イメージを借りて立ち現れる画面は
“通過”という、正に一期一会の
外界とギャラリーを繋ぐ瞬くような時間をオシログラフのように、
また打ち寄せる波のように私たちに示す。

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↑波打ち際のリルケの詩

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リルケの詩の朗読からホワイトノイズ、水平線から再びリルケの詩が
ランダムに波の形をトレースしながら、画面に浮かび、消えていく。
その詩を表したアルファベット文字は反転し、色を変え、
大きさを変え、ねじれながら
浜に寄せる波のごとくモニターの中で踊る。
やがて実写の波打ち際が映し出される。

現実に、目の前で起こっていることを
デジタライズすることで、柔らかく変態させる。
それは“気配”の記号化であり、同時にモニター内の世界と
外界を等しく結ぶ“気”のようにも感じられる。

プロフィールには京都を拠点に活動する音響/映像ユニットと紹介される。
2004年から「Otograph(オトグラフ)」として音楽活動も行い、
2枚のCDをリリースしている。
サイトで試聴したところ、
全く僕にとってのストライクど真ん中ミュージックだった。
かなりベタだが、イーノやライヒが好きな僕は
なぜもっと早く聴いておかなかったのかと後悔もしている。
アンビエントとビートが優しく寄り添った、とても心地よい
エレクトロ・ファンクである。
さっそくご本人に伺って購入した。
これから愛聴盤の一枚になりそうである。


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