無表情の奥に潜む表情…「佐竹龍蔵展」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2月23日→2月28日【アートスペース虹】

彼個人としての展覧会の方が
鑑賞する側がすっきりとした印象で
帰ることができたのではないだろうか。
と、僕が言うのも大きなお世話だが。


↑昨年4月、今思えば、我ながら生意気な、
嫌味なコメントを書いたなぁと思う。
しかしこれは僕の正直な感想。

そして今回は個展。
僕はとてもすっきりした気分で観させていただいた。
この作家さんにとっては、
自分の作品に対しての澱みや揺らぎが無い分、
どこまで突き詰めていけるかが今後の大きな課題かも知れない。
またまた生意気なコメントで申し訳ないが、
それは“悩ましい”部分が少ない、
いや無いように見えるからなのだ。

スタイルに確信を持っているから、
それに“アテラレル”のだ。

前回のグループ展から個展になり、
より伸びやかな印象を受けた。
やっぱりグループ展は互いに牽制するからか、
どうも足が遠のいてしまう。

モデルが居たのは一番大きい一枚のみ。
後は前回と同じように自分自身を
鏡に写して描いたもののようである。
このモデルを描いたものが際立って良い。
相変わらずのしっかりとした輪郭線。
点描画法もそのままである。

作家自身の「人物の顔から感情や思考を
読み取れないようにしている」という
コメントはなるほど、ギリギリで反映されている。
やや斜視気味の泳いだような視線、
これも特徴だが唇の境界が曖昧で、
そこには意志のようなものは窺えない。
顔や髪のラインが気持ちよいほどくっきりと
描かれているのとは対象的である。

一見すると淡彩な印象であるが
近づいてみるとなんとカラフルなことか。
それは玉虫色に変化する蝶の羽のようでもある。
これは画材に色鉛筆を選んでいることにもよる。
当初はマチエールが顔に及ぶのを良しとしなかった作家だが
結局、画面全面に叩かれた筆跡を表したことで
その分、色使いの面白さが際立った。
このムードを風景画や静物画で観てみたい気もするのだが。


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