文様をまとった陶の化身たち…「植葉 香澄展 陶 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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↑鎮座ましますのは高さ1メートルの主!

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↑ぐるりととりまくのは骨魚

2月20日→2月28日【楽空間 祇をん小西】

DMにあるオーナーのコメントが中々。

電話が鳴りました。
「入り口の幅は何メートルありますか…」
「???…90から120センチくらいです…」
「わーよかった! 入ります」
情熱いっぱいの香澄さん、大きな作品が届きます。
畳大丈夫でしょうか?


材質も含めた陶の新しい方法論を模索し、検証しながら
新しいアプローチを展開する作家。
そして従来の古典的とも言える技法を踏まえながら
意匠やフォルムに作家の創意を反映させる作家。
勝手ながら、そして申し訳ないほどの大雑把な
僕なりの大きな2つの陶芸観。

植葉氏のそれは痛快で、奇妙で、
とてもラテン的な陽気さに満ちている。
ただし京焼きに施された模様はどれも日本の伝統文様である。
かつて若い頃の一時期、留袖の下絵描きの仕事をしていた僕にとって
どれも馴染み深く、また親しみのあるモチーフ。
一面に絵付けされている模様は独自の曲線の上を
縦横無尽に這い回りながら、
しかしそこはかとなく“はんなり”とした趣を醸し出す。
湧き出るイメージ、それはモノノケのようであり、
魔除けのようであり、可愛いペットのようでもある。

友禅染の絵師である祖父からの鮮烈な洗礼、
強烈な啓示を全身に浴びているかのよう。
芸大卒業後の京都府陶工高等技術専門学校図案科での
絵付けと潜在的な美的感覚の融合が
この“くどさ”の中の“ゆるさ”とでも言える
独自性となり、新しくて古い「植葉陶芸」を完成させた。

元来日本の伝統文様は、鋭い自然観とアレンジメントの妙に、
世界でも類を見ない繊細さと精神性が盛り込まれたものであった。
大正時代の着物柄などは
驚くべき斬新なモチーフが使われていた。
それも心に“遊ぶ”余裕があったということ。

美しい衣装をまとった奇形な動物たちは互いに
特定の種族としてのアイデンティティを保ちつつ、
この情緒的な空間の中でほっこりと
くつろいでいるかのようである。


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