何故か今夜はせんちめんたるなのだ…「風のくわるてっと」

Category : 100円本雑読乱読
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第一刷は1972年。
思えば70年代という、素晴らしき時代に
多感な年齢が重ね合わさった偶然に感謝する。
はっぴいえんど(日本語のロックバンドは他にもあったが、
なぜだか彼らが特別視された)
1970年発表の一作目(通称ゆでめん)は林 静一のジャケットと相まって、
僕の心の中で思い出したように鳴る時がある。
なかでも「春よ来い」は全く同じシチュエーションに身を置いた僕としては、
自身のテーマソングのようになっていた。
本書も小洒落たカバーで復活、多くの若者たちの手にとられたことだろう。
新刊当初は変形判で本棚の中で、ちょっと所在なさげに収まっていた。
作詞家として、そして忘れてならないのがドラマーとしての松本隆の才覚である。
ハイハットの使い方はただならぬものがあった。
その後の活躍は皆さんご存知の通り。
センチメンタルで青臭く、見栄っ張り。ええ恰好しい、優しさが金よりも大切……
僕の青春時代をさかのぼってトレースすると、稚拙な自画像が浮き出てくる。
だけど、多分自分で言うのもなんだけど、
瞳は今よりも、もっときれいだったはずだ。
もう一回、あの時代よ、ありがとう。
あとがきにあるこのフレーズ
「何故か今夜はせんちめんたるなのだ」
バカボンにも通じる潔さがあるではないか。
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