蠱惑される理科的秘め事…「さようなら、ピュタゴラス 少年少女科学クラブ」

Category : 現代美術シッタカぶり
科学

5月4日→5月16日【立体ギャラリー射手座】

科学というよりも、濃い理科と言った感じ。
いつになく暗めのギャラリーの真ん中に机と二つの顕微鏡。
顕微鏡の接眼レンズを覗いて対象が動けば、
心惹かれるのは誰とて同じ。
対物レンズの先に天球儀を映すカメラが接続されている。
この奇妙な感覚は、放課後の誰も居ない理科室で
びくびくしながらもひとり悦に入る、
そんな感じを呼び起こしてくれる。

会場を整然ととりまく天球儀。
LEDに照らされたピンポン球ほどのそれは
ゆるーりと回転しながら、虫めがねを通して見る。
17個の天球儀をひとつひとつを飽くことなく、
見てまわって欲しい。
同じ行為を繰り返すことで、球の回転そのものに
取り込まれそうになるはずである。
作り込みには決して妥協しない彼らの“装置”そのものに
そそられる御同輩は多いはずである。

様々な実験装置は毅然として理科室の棚に収まる。
全てが「Fragile」なそれらの用具は
使い込まれ、またそれらを支えるまるでご主人を待つ
しもべのような木製の箱ものの色つやの何と美しいこと。

錬金術と科学のせめぎ合い、いや実は裏腹なこれらを
優れた演出でインスタレーションする少年少女科学クラブの
手腕は相変わらず鮮やかだ。

天動説、地動説をどちらがどう主張しようと
そこにあるのは信頼に足るか、でないか…
また神への冒涜と解釈するか、人類の進歩と讃えるか…
細くピンスポットなLEDと
アナクロな装置との絶妙のコラボレーションもまた美しい。

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