ウォーホール ← デヴィッド・ストーン・マーチン。

Category : アルバムジャケット考
バブルもはじけ、ほどなくデザイン事務所から独立するという話をすると決まって
「なんで今なのか?」と周りの業界人に言われた。
しかし、そんなどん底状態からだったから怖いものも無かった。
さてどんな屋号をつけようかと
さんざん思い悩んだあげくに「 Office Version 」に決めてから早20年。
とにかく音楽用語から付けたいというのがあっていろいろ探した。
お客様に合わせて、それぞれのスタイルを作ります、といった主旨からだった。
その時の候補に「シンコペーション」もあったっけ…。

さてジャズはシンコペーションの芸術だと言う人がいる。
ジャズに限らずこれが無くては音楽そのものが
たちまち無味乾燥になるほどに重要な要素である。
このシンコペーション、あるいはジャズグルーヴを
見事にレコードジャケットに反映したのが
1913年シカゴ生まれのイラストレーターである
デヴィッド・ストーン・マーチンである。

アンディ・ウォーホールがブルーノート・ジャズのレコードジャケットデザインを
していたこと
は以前紹介したが、
そのウォーホールに多大な影響を与えたのが,
その独特な線が「DSMライン」と呼ばれたデヴィッド・ストーン・マーチンだった。
逆にたどると面白いのは
デヴィッド・ストーン・マーチンの師匠がベン・シャーンであること。
ウォーホールのイラストを見た時、真っ先に浮かんだのがベン・シャーンだった。
映画のタイトルバックで有名なあのソール・バスも
おそらくはシャーンの影響を受けているだろう。
日本では和田誠、山藤章二が自ら影響されたと明言している。

さて本題のデヴィッド・ストーン・マーチンのジャケットのオンパレ。
どうです、このノリの良さ、ジャズだけが持ち得るグルーヴ、
旋律が聴こえてきそうな色彩とペンタッチ!
何はともあれ、お楽しみあれ!

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Comment

No title

どれもカッコイイ!!です!
(全て初めて見ました  JAZZ はほとんど聴いてきていないので…)

絵はもちろん文字やデザイン 最高です!!

to Sallyさん

いいですよねぇ…グルーヴがありますよねぇ。
アートというよりも職人的な粋さを感じます。
こうして見ると30センチ四方というのは
非常に魅力的なサイズだと改めて思いますね。
このサイズの中でキチンと完結してます。
レイアウトもカリグラフィもまさにモダン!
この後もいろいろ紹介いたしますよ。

カバー

最近出たスタインベックの怒りの葡萄の文庫カバーも煙草を持つ男の手の線描はベンシャーンのタッチへのオマージュが感じられた。上下巻で絵が繋がる装丁で平積みされていた…。絵画では旧スタイルとされてきたベン・シャーンだが、その影響力は依然と大きい。写真でも評価が高まっている!
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