ラボ20日目。嘘と自意識。

Category : 演劇ラボ 2011年夏の公演への道のり
今年最後のラボは初のアトリエ劇研。
やはり劇場でやると何かしらわずかだけど、
自分の中で化学変化が起きるような気になる。
でもしばらくすると、何の変化も起きていなかったことに気付く。
このところ3歩進んで2歩下がる状態の連続で
自分でもいささか嫌気がさしてくる。
役柄(となる自分)を人に紹介する他己紹介も
何か回数を重ねていくだけで1ミリも進んでいない。
自分が演劇者に憧れるかたつむりになった気分で
やっちまった感がどっと押し寄せてとても疲弊する。
どうやればリアリティのある話をすることができるのか…。
そもそも嘘の“作り話”をなるほどと思わせるための
材料の仕込み段階ですでに手を抜いているな、と自分で思う。

僕の役をそれらしく語っているのに
途中で側溝に脱輪して、
話の辻妻合わせに躍起になっている内に5分が過ぎる。
教官からは到底点数などもらえない。
時間がない…時間がない…ほら、また言い訳をしているぞ。

もしかしたら「舞台に立つ」という前提が
自意識を拡張させているのかも知れない。
まず一人の相手に語りかけることを考えなければ
その先へ進めないのだ。
少し笑いながら語るS君の嘘は
戦争体験を語る人間が実は切実な表情や
かつての暗澹とした気持ちを思い出すようには喋らないという
“意外”な発見から或る種のリアリティを醸し出す。
しかしそれは少人数でのリアル。
舞台ではそれが逆作用する。
では僕はどうか?
舞台的(のつもり)であるが故にリアルさに欠ける。
演じる本人から発せられる“気”が無いのだ。
自分で自分を演出しようとしているからだ。
だから目の前に人に伝わらない。

何にリアルさを感じるかというのは
語る場によって見事に変化するという、
これまた悩ましい事実が目の前に立ちはだかる。

どこかでブレイクスルーしなければ…。
来年からはいよいよ台本をもとに進められるという。
これから、である。
8月からの5ヶ月、それなりに掴んだものが反映されるようなこれからを
しっかり踏みしめて稽古に臨まなければいけないな、と…。


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