東京都北区赤羽。

Category : 浮世の「うっ!」
きのう届いたコミック。
Amazonで購入した、清野とおる作「東京都北区赤羽」。
こんな漫画があったことも知らなかった。
多少の割高感は否めないが、なにしろ赤羽モノであるから
僕には購入義務さえあるのだという街ナショナリズム的高揚感がある。

CIMG2926.jpg

実は「赤羽」に敏感に反応する自分がいる。
幼少から思春期のど真ん中に赤羽があった。
この漫画の帯にあるフレーズに思わず苦笑してしまう。
「東京都の北端で、東京都民にも埼玉県民にも見放された
空間ポケット、赤羽」
そんな自虐的にならんでも…
しかしかつての赤羽、いや今でもそうか、
雑多で、おまけに猥雑で、何においても三流な街という印象は
ここへきて「本音な街」として見直されているのかも知れない。

板橋出身の筆者はバスで15分ほどの赤羽によく連れられて
買い物に来ていた、というくだりで
「おもちゃの店ヤマナカ…」という看板が見えるコマがあった。
驚いた…
あの店はまだあったのである。
小学校の裏門にほど近いその店は僕らが帰り道に
一息つく(んなわけはなく)群がってディスプレイの
完璧な塗装が施された店長作の模型やラジコンなどを
“視て”楽しむ「聖地」だった。

中学生にもなると一番街横の路地商店街にある
「JUN」の店に買いもしないのによく立ち寄ったものだ。
なんせ小学校は一番街の中央に、
中学校は大型スーパーの隣りであったから
寄り道場所に困ることなどない。
見回せば誘惑のタネはいくらでもある。
喧嘩や万引きで補導されたのどうのの話は
日常に飽きるほどとびかう。
柄が悪くならないはずがない。
ついこの間も古本屋で手にとって購入した「赤羽本」。
「赤羽キャバレー物語」。
駅前の「ハリウッド」の名物ホステス一代記。
車窓から見える例のマスコットキャラクターは
小学校5年の時に住まいだけ浦和に越した僕にとっては
アニメヒーローよりも身近なものだったに違いない。

最寄りの繁華街は当時の赤羽線(現在は埼京線)で3つ目の池袋。
1969年というからドンピシャ、中3の時に丸物からパルコへ変わり、
当時は月に一回は必ず行って覚えがある。

超ベッドシティ埼玉県民にとってはただの通過点であり、
東京に住む人にとっては関心がない街かも知れない。
この漫画での赤羽は「変人たちが住む街」として
そう、大阪のおっちゃん的風情を醸し出す街として描かれている。

東京の北端の異端な街「赤羽」は今日も元気そうで何よりである。



↑早く大人神輿が担ぎたくてたまらなかった懐かしの「馬鹿祭り」。


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Comment

No title

ほんとにずるいずるいずるい!
かっこいいと思われること全部してるんだもんなぁ。
でもほんとに素敵な人生だと心から思いました。
ホーナー3本と教則本だって!!!
絶対吹いて動画にしてください(もうできるのかも)。
これ以外に一体どんなことができるのだろうと、
こちらは夢ふくらませ楽しみで仕方がありません。
「トーキング・セラミック」この題もいいなぁ。
一度みてみたいと思うようなご説明を嬉しく読ませて頂きました。
まだまだお暑いです、お元気で。
いつもありがとうございます。
ではまた。
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