描きたい気持ち。その2。

Category : 描きちらかし
人の作品についてあれやこれやと書き散らかしながら
250近い展覧会に足を運んでみて
今まで見えなかったものがなんとなく見えてくる。
それは“つくる”という行為の果てにある“伝える”という命題、
そのもっと向こうにある“生きながら”という悩ましい
根源的な部分への“とまどい”や“ジレンマ”。
そして糧となるエネルギーの放出。
作家としての永続性を
自問自答しながら、後退することを恐れ、怯える。

つくる人、見る人、どちらでもない人。
この“どちらでもない人”にこそ見て欲しいというのが
作家の本音ではないだろうか。
ギャラリー巡りをして、作家の世界観に共感し、
言わんとするものを共有できるというのは
著名な小説家や映画監督、あるいはプロの音楽家の
距離のある“メジャー感”とはまた違う味わいがある。

あるギャラリーの女性オーナーは言う。
「ガラスの向こうから覗くのよ、何やってるのかぁって感じでね。
だから手を振っておいでおいでするの。どうぞって言ってるのにね、
ススッと逃げちゃうのね。なんでかしらねぇ…」
「暑い日に涼しいとこでええもん見て、冷たいお茶出してくれてさ、
その上、帰りがけに「ありがとうございました」なんて
お礼言われるとこなんてギャラリーしか無いわよ、ホント!」

なんでかしらん?と言った口ぶり。
そんな、ギャラリーを特別な場所と意識している
“どちらでもない人”にこそ見て感じて欲しいと話す。
現代美術を難しいと感じる人は最初に見たもの、学校で教えられたもの、
意味不明のものにすくむのは、
“攻め”な現代美術に対して過剰反応してしまうセンサーが働くからではないか。
その線から一歩中に入ると簡単に別世界にワープできるのだ。

僕は学芸員とか評論家とかではないので
何にもならないことに時間を費やしているかもしれないと
たまに自己嫌悪になることがある。
ある友達に「来年春くらいに個展でもしたい」などと
口を滑らせ、また自己嫌悪に陥る。
さてさて…さもありなんな自分ではあるのだが…。

これは1997年12月7日に描いたもの。
この頃描いていたイラストをいくつか時折り出しては眺める。
しばらく描くためのツールをこの手に握ってないな…と。

さかな


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Comment

No title

ひれに魅かれます。ひれ。

No title

す・すごい・・・描きあげるのに、
どれぐらい時間かかったのですか?!

私なら途中で挫折してしまいそう
ですが、ここまで細かく描けるって
ホントすごいです!感動しました!

No title

to てぃー松さん

ヒレですか(笑)
酒のお供にはキツいかも…。
生物はダメですね。
やっぱり無機質なものの方がいいみたいです。

No title

to spoofさん

こんにちわ。
実際はこれの78%ぐらいの大きさです。
0.1mmのロットリングで描きました。
もう描けませんねぇ、こういうの。
大きくしたものを描く予定でいます。
描き出したら夢中になるんですが、
中々勢いがつかなくて…
がんばってみます。ありがとうございました。

No title

っすっすごい

以前のピストルでコメントしてる途中子供たちに呼ばれコメント出来ず・・・今回の魚もすっごいです
無表情の顔に自分色を足せるようで、いいですね
この細かい描写 ホントプロですね
非公開コメント

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