いかけしごむをかじってみても苦いだけ。

Category : ワークショップ・朗読
去年秋のお二人、二口大学さん、広田ゆうみさんのワークショップは
愕然の3人の参加者だったのが今回は定員を満たす10人。
でも不思議と何人かは来ない…。
結果的には男性6人と女性1人。

ワークショップにできるだけ参加するのは
演劇そのものへの興味もさることながら
この場で、どこまで理解して自分のものにするか、
意識と意欲をどこで摺り合わせるか、
その結果、どうやって何が伝えられるのか、
そんな違った自分と、
ちょっと訓練された、あるいは演劇という毒リンゴに
調教されている自分のMさ加減を楽しんでいる、そんな向きもある。

今回は別役実の「いかけしごむ」を今週公演される
お二人がセットを教室に持ち込んで(というかここで稽古をしておられるので)
実際に冒頭部分を皆で演じるというもの。
しかし、難解。
不条理劇ではないが、その心境や立場を理解するまでに時間を要するものだから
簡単をセリフを覚えての出だしなんぞ、とまどったままの状態で
やるものだから、皆さん不安な表情。
一人ひとりに広田ゆうみさんが感想やレクチャー、
登場人物である女の想いや、こんな時はどうか、などとやるものだから
段々やり方について困惑してくる。何がいいのかわからなくなる。
今回はかなりハードルの高いWSだ。
二口さんもほとんど何も言わない。
今回の公演では広田さんが演出する。
演出家は公演に向けて一つのヒントなり、他者の感じ方を
サンプルとして採集しようという企画なのかも知れない。

「俳優」に必要なもの。
体力。しなやかさ。気配り。繊細さ。発声。集中力…
いろいろあって、全部備わっていても、それだけではダメ。
どんなに役に成り切ってもやっているのは「自分」。
舞台という限られた空間で虚構の世界を演じているに過ぎない。
問題は“そこに存在する人間”としての役者。
観客はそこにドラマや哲学を観る。
相変わらず柔らかそうでいて凛とした広田さんは
お美しくて聡明。

ついつい“演じよう”とする自分が嫌になる。
とっくに見透かされているのはわかっているのだが…

理解し、身体や声に換えて、人に向けて伝える。
音楽も朗読もダンスも演劇も…
難しくないものなど何もないと分かっていても
天の邪鬼はこうして度々打ちひしがれる。



↑作詞:別役実 歌:嶺川貴子

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