「京都造形芸術大学&大学院 卒業制作展 その3」

Category : 現代美術シッタカぶり
2月24日→3月6日【京都造形芸術大学】

先週はこの1月に芸術センターで開催された「DANCE 4 ALL」の
記録映像発表会があり、残念ながら映像は見ることができなかったが
懐かしい(とはいってもほんの1ヶ月前)顔ぶれに会えた。
映像はかなりのウケだったらしく、
振付の北村成美さんも、自分が演出したダンスで
こんなに笑ったのは初めて、と仰っていた。

さて春のささやきがわずかに聞こえる、ような日もあるこの頃、
四条烏丸で行った「おやじダンス ゲリラパフォーマンス」の
第二弾がいよいよ具体化してきた。
4月の始めの花見頃を狙ってズバリ、京都の桜スポットへ繰り出し、
ダンスをおっぱじめようというもの。
今回はしげやんこと北村成美さんも振付・ダンスで参加というから心強い。

ということで、卒展その3、です。

▼お察しの通り、アルフォンス・ミュシャが好きと前置き。
 その上で自分の描きたいモチーフをけれんみなく表現したもの。これも日本画。

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▼今回の日本画の中では異彩を放つテーマ。うちの婆ちゃん。
 作者は彼女が生きた時間の経過による抗えない衰えを丁寧に描く。
 しかしそこにはしっかりと温かい眼差しが伺える。

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▼版画です。木の枝ぶりの妙をこうして分割にすることで
 より「指先」「つま先」まで丹念に見せる。

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▼木版画には他のどの版画にもない色の出方がある。
 手触り感がとても温かくホッとしますなぁ…

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▼この画風は思い出せないのだけれど、どこかで見たような…。
 異様に両目の間隔の広いキャラクターは普段は道化師。これは仕事を終えた彼…(想像)
 哀しげな表情…しかし長いこと見てましたね、僕は。

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▼パズルのようですが、群衆です。
 まるでそれぞれの体温やタイプや血液型や…そんななんやかやの中に自分も居る気分。
 2枚続きです。とてもヴィヴィッドな色合いに却って現代人の不安や焦燥が垣間見える。

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▼どこから見ても色合い、レイアウト(と言っていいのか)
 しっかりとバランスの“ゆきとどいた”5枚。安定感。
 
CIMG5632.jpg


というわけで京造の卒展レポートはおしまいです。
実は立体やミクストメディアも15点ほどレポートしたかったのですが、
今回はあくまで「絵」でいきました。
とにかく洋画、日本画、版画ともに素晴らしい作品ばかりでした。(特に日本画!)
学内のアトリエをしっかりきれいにして展示会場にしたのは大変だったでしょう。
とても全部は回りきれなかったのですが、他もあるのでここまでにします。
会期が長いこと、一人で複数出品が可能なこと、大型作品が多かったことが
学内で開催されるメリットです。
楽しみなのは近い将来、彼らの個展を見る事で
新しいテーマや手法がこの目で確認できることです。

前には個人的には美術館でやってほしいと書きましたが、
こうして振り返ってみると、これだけ大規模な卒展になったこと、
集客のポイントをしっかり掴んでいること、
一つのイベントとしてアピールできたこと、
そして何より伸び伸びと恵まれた環境で制作できる彼らの
身近に居る感じを味わえたことが良かったです。

大阪関係も見たいのですが、そうもいきません…

では、これからまだまだ楽しい個展の紹介を続けます!


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