僕が“見ている”彼方の現実と此方の京都現実。

Category : 浮世の「うっ!」
見る見るうちに怒濤のごとく押し寄せる波に抗う術を持てないまま、
全て破壊しつくされた街の様相はまるで悪い嘘のよう。
やがて恨むべき先が、怒りの先が、むなしく引き潮のように去っていく…
いや、恐怖感をフラッシュバックさせる余震はこれからも続くだろう。
増えていく数字は同時に決して帰らない過去。

この凄惨な光景をテレビの画面に見ながら、
当たり前の生活が今ここにあることの意味を
あの震災以来再び自分自身に問う。
幸い現在まで大きな天災にみまわれる事無く生活できている
京都に住む人間にとって、この現実が遠い景色に見えることが
実は怖いことなのかも知れない。

確実に日本列島に訪れるであろう、さらなる災厄を
考えると暗澹とする。
被爆、という、想像を吹き飛ばすほどの忌まわしい語彙。
これがじわじわと押し寄せて来る二次三次被害だとしたら…。
原発のリスク想定を軽く越えてしまった現実を経験した今、
今後の考え方そのものが改められる機会をこんな形で迎えようとは…。

街が、財産が、人の命が消滅してしまうということがどうゆうことなのか
すでに考えが及ばない自分が居る。
あるギャラリーで作家さんと大学の先生との会話。
「こんな時に絵ぇなんか描いてる場合やないわねぇ」
苦笑されながら語るその空気の中には
なんて自分たちは幸せなんだという含みも当然ながらある。
そのことに心を傾けることで
今どうやって生きるべきなのかを自問自答する。

普通に起きて、普通に歯磨きができること、
波なんかから逃げずに普通に立って歩けること、
目の前で車がオモチャのようになっている場面を見ないで済む生活、
家族が、友が、同僚が、ご近所さんの行方がわからないなどという絶望の渕に
立たされずにいる日々、
波間に漂う躯(むくろ)を見ずに済む人生…。


被災された多くの皆さん、
陳腐な言い方しかできませんがとにかく生き抜いてください。
そしてこの災厄に命を奪われた方々に心よりご冥福を申し上げます。


ショッキングな画像だが…これが…その爪痕…一日も早い復興を願います。

https://picasaweb.google.com/118079222830783600944/Japan#


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Comment

No title

本当に暗澹たる気持ちになりますね
今回の地震もこれで収束するのかどうか
また原発も気になります (ネットの情報は厳しいモノばかりで)
今は 祈ることしかできませんが…

to Sallyさん

全く…同感です…
京都に居ると本当に毎日普通です。
テレビの向こうの光景と
今のギャップ…
違うのは毎日、心がしくしく泣いていることです。

何ができるのかと思い悩む人も多いでしょう。
とりあえず義援金に協力することしかないと思ってます。

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