「劇をつくる」

Category : ワークショップ・朗読
【1月21日 京都芸術センター】

夜勤明けのワークショップはちょっと無謀かなとも思ったが、
思いのほか眠れたので久々に芸術センターへ。
アクターズラボで必ずやっていたお手玉投げで
13人ほどの参加者の名前を、まずは覚える。
ランダムに相手の名前を呼びながらお手玉を受け取ってもらう。
人の顔を見ながら名前を思い出すよりは
名前を言って返事をしてもらうと早く覚えられるという。
お手玉のタイミングはやはり初めての人には難しいようで、
ラボに参加した当初の自分のアタフタぶりが思い出されて苦笑。

劇団飛び道具から6人。
京都クリエイションでご一緒させてもらった俳優さんもお二人。
演劇系のワークショップは、いつもなら“その筋”の人(舞台経験者)が
必ず何人かは居る雰囲気なのに今回は僕も含めて結構年齢層が高い方々がいて
なんとなくどなたもリタイアされた「サンデー毎日」な感じだ。
それが緩いほのぼの感を醸し出しているのかも知れない。
飛び道具の脚本家の方が書いた5分ほどの台本を手渡される。
4つのグループに分かれてそれぞれに劇団のメンバーが演出し、最後に発表。
僕のグループの年配の女性はどうやら「劇をつくる」という講演でも
聞きに来たようで渡された台本にのっとって劇をつくるというメニューを
さっぱりご存知なかったようである。
が、それもまた良し。
一期一会のワークショップの愉しさを経験できれば、それだけでいい。
とは言え、ズブの素人に手取り足取りで
飛び道具の俳優さんたちは大変だったと思う。
先のお手玉についても
「自分のセリフが終ってホッとして気が抜けたらすぐに次のセリフがくる」という
容赦ない展開の中で“鍛錬”されてきた俳優さんのスキルは
僕などには想像も及ばないものであって、
それは同時に「相手を待つ」という「優しさ」でもある、
なんていうことをラボで柳沼さんも仰っていた。
飛び道具の山口さんも「今は待たない世の中だから…」と。
待つ思いやりをなんでもないお手玉のやりとりの中に見るというのも
ひとつの発見だ。
演劇的日常なんてそうあるもんじゃない。
しかし感情の吐露や煮詰まりや怯えや虚勢を
巧みに整理し、セリフや所作によってナビゲートしながら、
観客を誘導していく、その空間はどちらかと言えば非日常なのに
たった5分の話の中に各人がイメージする
世界観が反映されることの面白さがある。
それにも増して、やっぱり演劇っていいなと
実は俳優さんを見ていて思ったりもする。

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