カラフルな肉弾、ください…「 まるこおおにわ展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
1月31日→2月5日【 同時代ギャラリー 】

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期間をかなり過ぎてしまったレビューで誠に申し訳ない。
おおにわさん、すいません。
さて会場に入るや否や僕を待ち受けるのは
極彩色な力士たちのオンパレ。
がぶり四つに組んだもの、
技を掛けられて投げられる瞬間のもの。
この方法展開はあるいは相撲を日本文化のアイコンとして捉えること、
習わしやその様式美に作者が強いシンパシーを感じて
表現方法のひとつとしてこのカタチを選択したものかなと
うがった見方もできる。
しかし、おおにわさんは純粋に相撲が好きなのである。
現場で見るリアルな肉弾戦そのものに惹かれるのだ。
多分何十回と訊かれた質問に答えるおおにわさんは
こと相撲のことに話が及ぶとやはり目が輝く。
生の力士のこれから戦いに挑もうと
モチベーションを徐々に高めていくその感じは
まさに勝負の世界に身を置くものだけが放つ強烈なパッションが
火花のように体内ではぜる。
これから起こるであろう、この“遠い”世界に命を賭けた彼らの
仕事ぶりが衆視のもとに晒されるという、
勝者にとって得たもの、敗者にとって失ったものの
大きさを見知ることのできる現場が
おおにわさんにとってのこのアクリル表現となったわけである。
おおにわさんにとってセクシャルな解釈ってあるんでしょうか?
そう尋ねてみる。
これほど最小の隠しモノで勝負する彼らは
「ほぼ裸である」という嘘のつけない事実をしょって土俵に立つ。
そのありのままがやがて鼓舞され高揚しピンク色になる過程は
何かに例えるといった美しさとは異なるものをはらんでいる。
おおにわさんはそこに極彩色を放り込んだ。
この素材の妙と圧倒的な質感は
やはり“好きだから”の一点で支えられる。
全般的に格闘技がお好きなおおにわさん。
お好きな力士はと尋ねるとニコっと笑顔で「玉鷲です」。
なるほど丹精な顔立ちの前頭。

僕も小学生までは向島のいわゆる花街に住んでいて、
その頃の記憶はなぜか色濃い。
ただ育ての叔父貴はボクシングが大好きで
リングサイドには何度か連れていってもらったが
結局国技館へは一度も行かせてもらったことがなかったなぁ。
帰り道そんなことをつらつら思い出した。

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