美術ボケには美術のボケが効く… 「 美術のくすり 」
Category : 現代美術シッタカぶり
2012. 9月4日→ 9月16日【 KUNST ARZT 】
ギャラリーはねうさぎのオーナーである巽さんが
ギャラリーを“たまたま”開設するに至った経緯は中々に興味深いものがあった。
若い作家のサポートを一生懸命にされてこられた
巽さんのお人柄と楽しいおしゃべりについつい長居をしてしまう場所でもあり、
この拙いブログへのアップにもいつでも快く応じてくださったこと、
感謝しております。
そのはねうさぎがこの7月で閉廊し、1ヶ月あまりのインターバルを経て
ドイツ語で「KUNST ARZT(芸術/医者)」という意味の
新しいアートスペースとしてお目見えした。
代表者は“あの”岡本光博さん。
“あの”の理由は岡本さんのオフィシャルサイトを見れば一目瞭然。
そのコメントを紹介します。

↑カプセル錠剤を抱え持つ鐘馗さんが居ますぞ。
「KUNST ARZT は、鑑賞者、社会に対して
刺激のある「くすり」を提供していきたいとの考えから、
カプセル型の錠剤をロゴに、ドイツ語で「芸術 医者」を
意味するギャラリー名にしています。
そして、その第一弾オープニング企画展として、
活躍中の6組のアーティストに、
「美術のくすり」をお題に処方してもらうことにしました。
ユーモアのあるアーティストたちですので、おそらく、
くすっと笑える「くすり」が並ぶことになると思います。
またこの6組は、当画廊の代表である岡本光博が
仕掛けた「美術のボケ」展(2007年CASO)の出品者でもあります」
こういう作品は能書きがかえって面白さを損なう、
つまり「お笑いを解説する」ナンセンスさにも似た無駄話になるので
ただただ、作品と添えられたコメントを読んでいただこうと思う。
一癖も二癖もある強烈かつ緩やかなボケ美術の
さわりだけでもどうぞ。

↑「THE ヤッくん」ぢろう君を癒すため、自ら虎穴に飛び込む素敵なキャタクター

↑「小児用」チビッ子も楽しく安心挿入

↑「ロシアン座薬」6回に1回、効果あり

↑「ヴィーナス錠」解説なし(一錠一錠がヴィーナスの頭部に!)
以上、現代美術二等兵の作品。

↑「金のくすり(ウコンのイコン)」

↑「銀のくすり(red bullshit)」

↑「ウコンスカルノ」
医薬品ではないのに薬に近い飲料のように店頭で扱われ、自身も薬のようについ飲んでしまってる飲料品の「ウコンの力」と「Red Bull」をモチーフに作品化しました。それぞれのパッケージの色から、金と銀を使い、崇めるように描いています。実際これらの飲料の効果は曖昧で、自身でも効いているかがよくわからないのですが「気休め」としては効いているのかも。実際は毒にも薬にもならないような…
以上、木内貴志の作品。

↑「猩々 菊慈童」
お酒をテーマにした作品です。「猩々」と「菊慈童」は別の物語ですが、どちらもお酒の効能をたたえる内容になっていいます。

↑「棒縛り」
狂言のなかでも有名な演目です。どうしてもお酒を飲まずにはいられない人間の性を面白可笑しく表現したニッポン画風にアレンジしています。
以上、山本太郎の作品。

↑「このあと」
did : やりました。シャツについていた文字を消して「やりました」となるようにやりました。ひっくり返すと「pip」。ニキビなんて意味もあるそうです。おクスリぬらなきゃ。
以上、小川しゅん一の作品。


↑「Acting Drugs 〜二股の恋〜」
黄色い2つに分かれた鯉は縁起物であり、どっちも好きだから仕方ない二股の恋にキクー!
相手にうまい演技で隠し通せること間違いなし!
(ウロコ部分は刺身についてくる菊の造花)
以上、Shimokenの作品


↑「Loop in my Head」無意識に頭の中をループする曲を意識的にカバーする
(家電量販店やスーパーなどで店内に一日中流れるテーマ曲や売り出し特定日だけにかかる曲を作者である岡本さんが自ら口ずさみながらビデオカメラを回しつつ、店内を歩く。強制的な曲の押しつけはほぼ暴力的であるということの検証。ダイエー、ドンキーホーテ、ジョーシン、アヤハディオ、ドラッグユタカ)
以上、岡本光博の作品。
ギャラリーはねうさぎのオーナーである巽さんが
ギャラリーを“たまたま”開設するに至った経緯は中々に興味深いものがあった。
若い作家のサポートを一生懸命にされてこられた
巽さんのお人柄と楽しいおしゃべりについつい長居をしてしまう場所でもあり、
この拙いブログへのアップにもいつでも快く応じてくださったこと、
感謝しております。
そのはねうさぎがこの7月で閉廊し、1ヶ月あまりのインターバルを経て
ドイツ語で「KUNST ARZT(芸術/医者)」という意味の
新しいアートスペースとしてお目見えした。
代表者は“あの”岡本光博さん。
“あの”の理由は岡本さんのオフィシャルサイトを見れば一目瞭然。
そのコメントを紹介します。

↑カプセル錠剤を抱え持つ鐘馗さんが居ますぞ。
「KUNST ARZT は、鑑賞者、社会に対して
刺激のある「くすり」を提供していきたいとの考えから、
カプセル型の錠剤をロゴに、ドイツ語で「芸術 医者」を
意味するギャラリー名にしています。
そして、その第一弾オープニング企画展として、
活躍中の6組のアーティストに、
「美術のくすり」をお題に処方してもらうことにしました。
ユーモアのあるアーティストたちですので、おそらく、
くすっと笑える「くすり」が並ぶことになると思います。
またこの6組は、当画廊の代表である岡本光博が
仕掛けた「美術のボケ」展(2007年CASO)の出品者でもあります」
こういう作品は能書きがかえって面白さを損なう、
つまり「お笑いを解説する」ナンセンスさにも似た無駄話になるので
ただただ、作品と添えられたコメントを読んでいただこうと思う。
一癖も二癖もある強烈かつ緩やかなボケ美術の
さわりだけでもどうぞ。

↑「THE ヤッくん」ぢろう君を癒すため、自ら虎穴に飛び込む素敵なキャタクター

↑「小児用」チビッ子も楽しく安心挿入

↑「ロシアン座薬」6回に1回、効果あり

↑「ヴィーナス錠」解説なし(一錠一錠がヴィーナスの頭部に!)
以上、現代美術二等兵の作品。

↑「金のくすり(ウコンのイコン)」

↑「銀のくすり(red bullshit)」

↑「ウコンスカルノ」
医薬品ではないのに薬に近い飲料のように店頭で扱われ、自身も薬のようについ飲んでしまってる飲料品の「ウコンの力」と「Red Bull」をモチーフに作品化しました。それぞれのパッケージの色から、金と銀を使い、崇めるように描いています。実際これらの飲料の効果は曖昧で、自身でも効いているかがよくわからないのですが「気休め」としては効いているのかも。実際は毒にも薬にもならないような…
以上、木内貴志の作品。

↑「猩々 菊慈童」
お酒をテーマにした作品です。「猩々」と「菊慈童」は別の物語ですが、どちらもお酒の効能をたたえる内容になっていいます。

↑「棒縛り」
狂言のなかでも有名な演目です。どうしてもお酒を飲まずにはいられない人間の性を面白可笑しく表現したニッポン画風にアレンジしています。
以上、山本太郎の作品。

↑「このあと」
did : やりました。シャツについていた文字を消して「やりました」となるようにやりました。ひっくり返すと「pip」。ニキビなんて意味もあるそうです。おクスリぬらなきゃ。
以上、小川しゅん一の作品。


↑「Acting Drugs 〜二股の恋〜」
黄色い2つに分かれた鯉は縁起物であり、どっちも好きだから仕方ない二股の恋にキクー!
相手にうまい演技で隠し通せること間違いなし!
(ウロコ部分は刺身についてくる菊の造花)
以上、Shimokenの作品


↑「Loop in my Head」無意識に頭の中をループする曲を意識的にカバーする
(家電量販店やスーパーなどで店内に一日中流れるテーマ曲や売り出し特定日だけにかかる曲を作者である岡本さんが自ら口ずさみながらビデオカメラを回しつつ、店内を歩く。強制的な曲の押しつけはほぼ暴力的であるということの検証。ダイエー、ドンキーホーテ、ジョーシン、アヤハディオ、ドラッグユタカ)
以上、岡本光博の作品。