クルマのこと。

Category : 浮世の「うっ!」
景気低迷の中で自動車業界は青息吐息の様相を呈している。
そんな中、F1からホンダが昨年限りで撤退。
純国産チームのスーパーアグリが撤退を決定したのが5月。
ブリヂストンがF1へのタイヤ供給を2010年の最終戦で打ち切ると発表。
そして4日、いよいよトヨタが完全撤退を表明した。
冬支度を始めた日本列島に、さらなる寒々とした話題である。

僕自身、クルマにいかほどの興味があるかと問われれば
メカ音痴で、おまけに今やマニュアル運転は無理という、
とんでもドライバーである。
何しろ免許なぞ一生なくてもいいと真剣に思っていたほど、
運転することに興味は湧かなかった。
ただ子どもの頃からクルマのデザインそのものにはえらく執着していたようで
テールランプの一部だけ見て、ほとんどの車種を言い当てる特技(?)もあった。

クルマは高い買い物である。
従ってあらゆる判断基準を持ち込んでああだ、こうだと
ケンケンガクガクの家族会議が始まる。
そこにスペック無視のヘンコなパパが一言。
「このデザインで決まり!」「…」

ワーゲン、アウディ、BMW、ヴォルヴォ…
さて、ここにあって日本のクルマに欠けているものは何だろう。
新型車告知の折り込み広告を見ながら思う。
クルマは機能とデザインが擦り合わされた総合的なプロダクトだから
それぞれ或る程度、割り引いたところで手を打つ。
それにしても、これらの海外メーカー(今やどこがどこのグループか
何が何だかさっぱりわからないが)の
クルマの顔に表れる一種の“毅然”とした印象はどこから来るのだろう。
ホンダもトヨタも日産も、デザイン的に特色めいたものが無くなった今、
外国車がどれほどモデルチェンジしても
国産の尺度から計れば、マイナーチェンジほどのものであろう。
結論から言うとどの新型も、ルーツというアイコンを
しっかりデザインに反映させている、ということ。
ブランド志向が高いという話よりも
それぞれのクルマの出自をとても大切にしているのだ。
それはむしろ保守的だ。
しかし、それが長年オーナーをつかまえて放さない
デザイン上の保険の役割も果たしている。
ここが魅力的でなくて、外車など売れるわけがないと僕などは思う。
遠目に見てもわかるということは明快で、愉しいはずだ。

なんだかなぁの例を挙げればパジェロ。
パジェロに残っているのはその名前だけだと言いたくなるほどに
世代的に何の脈絡もなく、
よくぞ、こんなデザインが採用されたものだと
思わざるえないような代物もある。

名は体を表す、それこそがクルマのデザインにこそ
求められるのではないだろうか。

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