たおやかなハレの造形…「亀谷彩作品展 ソラヲハコ舟 トキヲムス舟」

Category : 現代美術シッタカぶり
漆1

3月11日→22日【ギャラリーにしかわ】

Hiromi GO風に「ジャペーン!」 漆三様…その壱

京都芸大大学院工芸先攻漆工修了後、関西を拠点に活動。
2002年には朝日現代クラフト展で準グランプリに輝いた若手実力派。
漆の楽しさを一般の人々に知ってもらおうと
制作の間をぬって大阪天満宮でうるし塗り教室も開講している。
全ての作品にプライスカードが添付されている。
通常はファイルで提示されているものだが、
生活の中にあってこそ、作品は活きる、 良いと思ったら買ってくださいという
解りやすい端的さの表れでもある。
杯、舟のオブジェ、杖などの作品群がある。
個人的には、艶やかな漆黒の舟に乗った羊のシリーズよりも
同じ舟にのった塔の家のシリーズが好きである。
高い塔の頂上に小指の先ほどの家があり、
そこへ通ずる階段もあれば それこそ小さな窓もある。
さまざまな家々は見ているだけで心なごむ。
雲の波間を漂う黒船(!)がどこへでも好きな場所へ 連れていってくれそうな、
たおやかな品の良さが素敵な印象を残す。
過去の作品には「ハレとケ」を
日本独自の様式美とそれに伴う厳粛さを通じて
形に表したシリーズが特徴的である。
亀谷氏の作品全てに共通する制作志向であるようだ。

伊太利の国々を巡り わたしは想う
山野をへだて 孤島のように街がある
さながら大海原に浮かぶ舟のようにと
その舟は あまたの旅人をはこび
その舟は あまたの波濤をこえた 舟に誘われ 
異国の空の下 時を翔る(カード原文のまま)

舟の形をした小さな杯は「用」に配慮した形跡は無く
「儀式」に用いられるような(わかりやすく言えば神棚に置くような)
神事めいた形が魅力的だ。
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