漆を塗り込んだモノノケ…「染谷 聡 S/S PROJECT.001より」

Category : 現代美術シッタカぶり
漆2

漆3

3月7日→3月28日【BAR超能力/CPG】

Hiromi GO風に「ジャペーン!」漆三様…その弐

企画展に出品されている染谷氏の作品2点。
氏は京都芸大漆工先攻。院2回生の時の作品で 2007年、当作品で大学院市長賞を受賞。
古い蔵から出してきたような二つの木の箱に、
龍安寺の石庭のごとき “米” が敷き詰めてあり、
その上にちょこんと、カエルのように座っている 黒と赤の一対のオブジェ。
「お椀獣太郎」と「お椀獣花子」と題されたそれは 確かに頭は漆の椀である。
髪を伸ばし、尻には小さな金閣寺が食い込んでいる。
艶やかな胴体には枯山水や鶴、歌舞伎の隈取りなどの
日本的シンボルが蒔絵や象嵌で描き込まれている。
「鴨川ホルモー」的な “まがまがしさ” と “可笑しみ” を たたえて、
何食わぬ顔で鎮座まします、 魑魅魍魎の暗黒世界からの使者の様相だ。
胴体に「おかめ」の顔を連想させる曲線を思い描くのは僕だけか。
漆は英語でジャパン。 この不可思議なロジックを逆手にとって
どうだといわんばかりに、いや「こんなんできました」と
こちらに問いかけているような無表情な椀獣は
「漆の通念」を星一徹ばりにひっくり返す。
それはポップか、ギャグか、パロディか…

漆4

この企画展で、漆とは全く関係ないが 紹介したいのが池田慎氏のオブジェ。
全て白い紙で構成された、どこにも扉のない社。
スリットから主の化け物が手を出しているもの。
ここにも「様式美としての神事のカタチ」をコミカルに捉え、
アートに置換しようとする試みが伺える。
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