「 一掬/Slight fragnebts ~ 八木 玲子 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.04.11~04.16【 ANEWAL Gallery 】

BIWAKOビエンナーレでしっかりと記憶に留まっている作品でした。
八木さんの作品そのものは「対象=琵琶湖」と
「仕組み=ピンホールカメラ」が写真家の必然として、
あるいは明解な根拠に基づくものとして、
優れて作家性に富んだ視覚表現として成立しています。
加えて一葉のフィルムを二次元的に提示するのではなく、
対象が持つ幽遠なムードを存分に引き立たせる
インスタレーションとしても提示してみせます。
多くの作家が各エリアで展示し、
当然多くの鑑賞者が行き交うビエンナーレよりも、
むしろ「貸切り空間の限定感」が生きた展示になっています。
下からのライティングによってほの暗い部屋に浮き立たたせる手法からさらに、
表面に薄く水を張って柔らかな波紋を作る演出なども中々に巧妙です。

ステートメントからの抜粋です。
「レンズのない箱の中で結ばれる像で、人の内面に触れる、ということ。
あなたとわたしが、そこから一本の糸で結ばれることがあったなら、
そこに生まれる数多くの感情の欠片(かけら)を
わたしは掬(すく)いあげたいのです」

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「 小島 えいゆ 個展 ~ 屏風風漫画作品:風雷雲龍ズ漫画 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.04.04~04.16【 アートライフみつはし 】

こういう “もったいつけない” 展示というのはとても好きです。
それは出自が漫画であり、結果も漫画であるということとは関係なく、です。
というのは実際、現在の漫画=マンガ=MANGAの状況というものを
ほぼ把握していない自分として、
例えば小島さんの作品を漫画とカテゴライズする、
あるいはするだけの知識は持ち合せていません。
僕はあくまで「作品」として見るだけなので、
こういうのは却って近視眼的に見るようにします。
その方がはるかに楽しいですから。
そして屏風仕立ての公開制作という大胆で
多分にエンタメな画風、作風というものに、
正にそこに漫画力を感じるのです。
マンガミュージアムの作画実演コーナーで 
“日常 ≒ 仕事” として漫画を描いてきておられる小島さんは
相当に苦労人であり、
苦労の分だけバネの成分が濃密で張りがあるから、
僕などはインチキなニッポン画を語る、
かの御仁よりも新しい「ニホン画」の可能性すら
(もっと言えば北斎漫画からの脈々たる描写力を
漫画という手法に重ね合わせる)感じます。
洗練された表現手段としての切り口になると思います。

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「 横井 ゆうこ 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.04.04~04.15
【 MATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/w 】

なんでブログをするの、とか、
なんでレビューをするの、とか、
直に問うひとはあまり居ませんが、
そう訊かれたら、結局は、ジェラシーです、と答えます。

つい先日に別のギャラリーで横井さんの展示を見て、
あぁ、こういう“表し方”のできるひとに対して
単純に嫉妬している自分を確認するんですね。
乱暴な言い方で申し訳ないのですが
“愚直なまでに表現者” という印象。
実はここが創作の肝だと思ってます。
「感覚の実感」というのはその絵を描いている本人しか分かり得ないし、
問題は伝わり方、です。
横井さんの作品を見ていると、
なんとネイチャーか、と、そう感じます。
素材に求めるベクトルそのものが丸っこく見えて
作品は結構シャープでエッジが効いてるんですね。
それはアンテナの先を鉛筆削りのような体内装置によって
尖らせているからかもしれません。

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「 DIVE 2017 ~ 京都造形芸術大学卒業生優秀作品展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.03.25~04.26【 ARTZONE 】

遅ればせながらの紹介。
600名を越える学生たちの卒制の中から選ばれし
各学科代表15名の展覧会です。

さてプロダクトデザイン学科の中西 勇次さんのギター。
まず工芸的要素が希薄な卒制の中で
「ギターを作る」という果敢なスタンスに好感。
「Fコードからの解放」というのはギターを弾くひとには定説ですが、
ご多分にもれず中西さんも同様でした。
まぁ試弾したわけではないので何とも言えませんが、
ギターという、発祥から殆ど構造的変化の無い楽器に
いろいろと知恵と工夫をこらしてます。
サウンドホールが奏者に向いているというのはある意味、
Fコードの克服に躍起になっていまだ騒音な段階に居る彼らへの
心憎い配慮なのかも、というのは穿った見方でしょうか。
何はともあれ“まともな楽器”を作ろうとする意気がいいです。
がんばってください。

※2階全体の展示については反省点多し、です…

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「 黒川 徹 展 ~ 心の構造 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.04.11~04.23【 ギャラリー揺 】

弛まざる造形への発露、と言うんでしょうか。
前回の艸居での個展「野生の数学」がこの1月ですから驚きのスパンです。
その前回、複雑に入り組んだ有機的構造体と呼べる造形に仰天し、
黒川さんはどこへ行くのかと思いめぐらせていると、
僕にとっての黒川さんの作品イメージが、
なんとなく一巡して“帰って”きたようだと勝手ながら…。
この緩やかな曲線は心のうねりや二律背反、
裏と表がいつのまにか繋がりながら、
日々のあまたある矛盾をどう受け入れ、どう咀嚼するのか、
そして古代と今との間に見えない太い伏線、
そんな印象を強く受けるのです。
この、他にはない独特な展示環境を念頭に置いての制作だとお聞きして、
ホワイトキューブとはひと味違う作風への展開に
作家の深い思惟を見ます。
一つの作品が見る角度によって全く異なる表情を見せる黒川作品、
強烈な存在感を放ちます。

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