「 近藤 洋平 ~ whereabouts 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.07.04~07.16【 Gallery PARC 】

2014年から毎年取り組んでいるコンペティションである「 Gallery PARC Art Competition 2017 」に応募の31のプランから採択された3つのプランのトップが近藤さんの展示。プランであるということは作品そのものの“出来映え・見せ方”はあくまで作者に委ねることになるから、やはり熟考を経て厳正に審査すると想像します。しかしもう一方で“プラン”であることは同時に直感的な喚起がどれだけ促されるかということでもあると、さらに想像したりします。ステンレス、鉄、コンクリート、トレーシングペーパーといった極めて素材感の高い要素のみで構成された展示は、他でもない作者の「もの派」への畏敬や憧憬の産物ではあるのですが、そこは1984年生まれの、建築を学んでこられた近藤さんならではの解釈、組み立て方があります。これも穿った見方ですが、建築という「用」と「造形(デザイン)」の折り合いの付け方=モノと空間の関係性が潜在的に作品に反映されています。広重の通り雨を連想させるステンレスの刺さる様な雨筋や、鉄板の厚みだけで水の動きを表現した作品など全体に「てらい」のない好感度の高い展示と感じました。

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「 あお展 ~ いけうら あやこ 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.07.11~07.16【 gallery shop collage 】

何を描くかではなく、どう導かれるか、といった傾向というのは、どうやら絵を描くひとの脳内の片側に棲む、いや潜む独特な感覚のようです。そのドーパミン=快の感情が自動筆記のように浮かぶイメンージを忠実にトレースしていくのでしょうか。白いカンバスに垂らす青い絵具(青は色彩心理学では集中力や想像力を高める色とされています)のシミが創作の振り出しになって、やがて作者が「完成というゴール」を見極める頃は想像だにしない絵になっている、という不確定要素を全編に秘めた、いけうらさんの絵は確かに「作意」から少し離れた奇妙な面差しが感じられます。例えて言えば非対称なロールシャッハのような。

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「 林 葵衣 ~ 声の痕跡/Traces of voice 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.07.08~07.16【 KUNST ARZT 】

林さんが演劇というものと関わりを持つという“情報”は、僕にとって「大きな結びつきが今新しい関係性を以て立ち上がったんだ」という感銘に近いものを得ました。現代美術と演劇という常套なアプローチではありますが、両者の良き摩擦は演出家、美術家双方に相当な刺激をもたらすと考えています。稽古も含めた舞台裏を見る美術家と、その美術家のエッセンスをとことん台本に落としながら、美術家のアイデアそのものをも、和田ながらさんという長けた演出家がどうやって「したため」の等身大スケールとして劇表現に反映させるか。これは単に器用な美術家が演劇に関わったのではなく(その逆でもなく)口語表現としての記録、あるいは口腔構造としての美術的表現という相互的、相乗的な効果や劇創作に関わる身体性というものに和田さんが着目していたという話です。劇空間に於いて単なる「舞台装置に納まらない意志」の提示というもの、です。口紅によって作家とその父との会話が支持体に記録されたり音読がタブローそのものになること、その関わりと費やした時間をこうして表出されることへの、極自然な成り行きもまた人生の機微そのもののような気もします。

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「 荒川 望 展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.07.04~07.16【 gallery morning 】

なぜその絵を覚えているのか、僕は時々考えることがあります。記憶のどこかで引っかかった状態でいたものが、ストンと落ちてくる、そんな感じ。今は無いギャラリーSUZIKIで見た荒川さんの奇妙な背景のドットが多分、引っかかったんだと。その時も強く残る支持体の矩形。スキャナーを開けっ放しにして目の前の風景がゆっくりとトレースされ、しかしその一瞬を縦割りの時間に置換して描き表したような、独特の画風。ステートメントにあるように「変わらないもの」と「変わるもの」との境界にある時空の隙間、のようなもの。そして目に入るのはやはり荒川イエロー。美味しそうな色というと語弊があるかも知れませんが、乾いた筆致なのに情緒的な湿気を含み、茫漠な空間にそれぞれの色がそれぞれに効いている。やはりどこかで観る者の記憶にインプットさせる絵です。

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「 変でしょか 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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浅野夏実/小山照生/ふくら恵/ナミキキヨタカ/ミルトン小倉
2017.07.08~07.18【 ギャラリーえがく 】

さて、僕も参加させていただいてます現在開催中のグループ展です。トップ画像は新作です。展覧会のタイトル通り、ちょっと癖のある作品があちらこちらに展示されていて、このギャラリーの雰囲気とも相まってなかなかに和みます。ミルトンさんのキャラ、ふくらさんの造形、小山さんのマッチング、浅野さんの密度、に比べて「僕は素人だから」とは言えなくなり、僕なりに愚直に作ろうと真剣に思いはじめています。

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