Category : 現代美術シッタカぶり
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「 GUTIC / i was born ~ 山岡 敏明 展 」
2017.03.10~03.26【 Gallery PARC 】

ここでの(フェイスブック)現代美術レビューもこれで1000回になりました。
この場合継続は何の力にもなってませんが笑。

さて、この個展、相当にヤラレて、
なお、この作家の低力というか、視座、センス…
どれも合ってませんね笑。
これは他の作家さんが見ても
かなり制作意欲を奮い立たせるような作品だと勝手に思ってます。
「GUTIC(グチック)」というのは
「あったかも知れない可能性としてのカタチを探す」展開を
平面上で描き出す山岡さんがつけた造語です。
今見ている現実を結果=摂理として受け入れることに
何の違和感も不可思議さも感じていないことは
むしろ健全ですが
山岡さんはその「説明しがたい理由=必然」について
「カタチの連鎖性」というものから検証しているように思えます。
線を描く、その続きをさらに描く、前の線を消す、
さらに続く線を…といった映像作品を見るとわかりやすいかなと。
とにかく会場にあふれる「カタチが放つエネルギー」が
この空間に濃密に充満しています。
壁の裏にはこれも印刷物(ポスターやフライヤーなど)の写真を利用しつつ
見事に変容・変貌させた、いつまでも見ていたい、
この世界に浸っていたいと思わせる色とりどりの小品が無数に展示されています。
紹介が今日になってしまいましたがまだ3日あります。
作家さんにも超おすすめの必見展示です。
ああ、言葉のもどかしさを痛烈に感じますねぇ…フム

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「 けしからん事態の一部始終 ~ 山崎 なな 個展 」

Category : 現代美術シッタカぶり
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2017.03.21~03.26【 KUNST ARZT 】

今日のニュースでうんざりするほどその顔を晒した籠池さんですが、
以前の記者の「金ないんでしょ」の質問に
「あんた失礼だね、お金と言いなさい」と言い放った時は正直吹きました。
彼にそれを指摘する資格の有るや無しやはともかく、
お金はとても大切でやっかいで面倒くさい。

調べてみると貨幣は変造するとかなりまずいことになるんですが、
紙幣に関しては当人が食べようが燃やそうが切り刻もうが罪にならない。
たまたまちぎれたお札を見て、
山崎さんの精神にじわじわと滲みていくように潜在的な疑問が占拠しはじめた。
紙幣という有価証券(ほんと、券って言うてますわ)は
実のところ、何なんだ? 
お札を創作のテーマへ換金した例は過去に色々ありますが、
岡本さんから聞いたのは
「LAWSONで紙幣をコピーすると店中に警告音が鳴り響く」そうで
山崎さんはもはや店にとってはやっかいな確信犯になり、
それでも山崎さんはひるまずにトレペを当てて、
どの程度で警告音が鳴らないか、
つまりコピーできるのかを検証するんですね。
そんな “作品” もちゃんとあります。
会場にあります1回500円のガチャガチャ、やってみませんか? 
500円の値札がついた福沢さんの頭部の切れ端を飽きることなく見て、
口角をあげる僕は至って健全だと思うのですが…
どうでしょう…

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「 YOSHIDA MAKOTO 17' Work ~ 吉田 誠 展 」

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2017.03.18~04.01【 GALLERYRELLAG 】

テトロンを織る
しかしできるだけ織らない
たて糸の面をつくる
ステンレスの軸
放たれる二つの表情と方向
視覚にスリット
中をつくる
外をつくる
屹立する多色塔
壁に
掛かる
色のドローイング
まるで路線のように
ポイントがあって
収束する色の束
雨上がりの午後
西日
ギャラリーの白い床
テトロンの影
テトロンを織る
しかしできるだけ織らない…

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「 藤田 薫 個展 ~ " your " 」

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2017.03.14~03.26【 GALLERY TOMO 】

さて、奇しくも続けて漆工の展示になりました。
ギャラリーサイドで「満を持して」とあるように
「彫刻であるという完成形」の認識からさらなる深みをひたすらに追求し、
その高みに意識を持っていこうとしている作品群。
乾漆彫刻ですから当然、元の造形=塑像から“起こした”ものですが、
単なる「ひとのかたち」であること
(本物そっくりな、という意味以上の)から、
肩、背中、うしろ姿に特化した女性特有の
たおやかさ、しなやかさ、秘めた強靭さを放っています。
彫刻の内側は梨地と呼ばれる漆技法によって丹念に磨かれ
多くの手数を経た漆ならではの風情。
改めて言いますが彫刻として完結させるに等しい造形力は
目を見張るものがあり、言葉が出てこないんですね。
藤田さんが “そこ” をあくまで通過地点として、
そして結果的に漆の表情が当然の肝だとしても、
なお驚嘆するに値する「形をとらえる観察眼と技量」は
圧倒的な力をもって迫ってきます。
「背中が語る」という言葉をこうした女性のフォルムにシフトして考える時、
そこに新たな視点を見いだすのかも知れません。
広島市立大学芸術学部の彫刻専攻卒業の
京都初個展の作家さんですので、
この機会にぜひ!

藤田さんのHP↓
http://caori-fujita.com/ja.html

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「 形をなぞる ~ 谷川 美音 」

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2017.03.17~03.26【 Ponto 15 / Finch Arts Gallery 】

GURAのオープンアトリエでの谷川さんの作品、
ひと目見てやられてしまいました。
特に「漆工の京都市立芸術大学」というのはいささかの過大な表現でもなく
(勿論どの分野でも言えることですが)出身作家たちの
「素材と造形性」とのせめぎあいというものへの
執拗なまでのスタンスにはいつも感服させられます。
漆はそもそもが流体であるという観点は、
だからこそ(多分に短絡的言い回しで申し訳ありませんが)
極めて優れて美しい伝承的表面材=コーティングとして成立しているわけです。
静謐で寡黙でありながら、
その表情に「反復」「時間」「鍛錬」「間合い」という
「漆工の常態」と、非常にインプロ的な意外な印象を放つ
谷川作品との圧着感=マッチングは、
いわば「発想の可視化・実態化」への容易ならざるものをも感じさせます。
ドローイング、むしろカリグラフィ、グラフティに近い
時間の通過を凝固させたまま作品に閉じ込めた風情は
実にオリジナリティに溢れています。
じっと向き合いながら、
まるで行(ぎょう)のように塗り、重ね、磨くという工程の果てにある、
素材と造形それぞれが「流体」というキーワードで
見事に繋がっています。

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